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  3. 2018.12.28

A merry (Disney) Christmasクリスマスの装飾をめぐって

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毎年、年末になると、世界中の多くの国々で華やかなクリスマスの飾りのライトアップが行なわれる。シンガポールも例外ではない。特に、有名なショッピング街のオーチャードロードは、3キロ近く広がるテーマがある「ライトアップ」で知られている。

多くの人々にとっては楽しみなことに、今年のテーマは「ディズニー・マジカル・モーメント」だ。これはどうやら、毎年恒例のイベント35年目で初めての商標のついたライトアップのようだ。その飾りは4つのテーマゾーンに分かれている:ミッキーマウスと仲間たち、ディズニープリンセス、トイ・ストーリー、アナと雪の女王だ。東南アジアではディズニー最大のクリスマスのストリートライトアップだと言われている。

11月初めから、ミッキーマウスやシンデレラ、ウッディといったディズニーとピクサーの人気キャラクターが歩道に飾られ、観光客の間でも地元の人々の間でも多くの話題と興奮を引き起こしている。私は、立派な木からぶらさがっているミッキーの形をしたライトが特に好きだ。

ディズニーファンはもちろん喜んでいる。ディズニーキャラクターが大好きな子どもたちがいる多くの家庭も喜んでいる。残念ながら、その喜びは、シンガポールの全国キリスト教会協議会(NCCS)とは分かち合うことができなかった。NCCSは、オーチャードロードのライトアップを「残念」といい、ディズニーキャラクターに集中することで、イエス・キリストの生誕を祝うというこの祝祭の本来の意味が埋没してしまうと述べた。

NCCSは、オーチャードロードのライトアップに関わっている主要なパートナーの1つであるシンガポール観光庁への書簡でその懸念を表明した。その書簡には、NCCSの書記長で牧師のNgoei Foong Nghian博士の署名があった。彼は、同協議会は「ディズニーのキャラクターを使用することそのものに反対しているのではない」が、「本来はキリスト教の祝祭」であるものにおいてディズニーキャラクターを唯一の焦点とするべきかどうか、疑問に思っていると述べた。

私はキリスト教徒ではなく、私にとってクリスマスは、友人や家族と集まることが多い単なる国民の祝日だ。キリスト教徒にとってはこの祭りが別の意味合いを持つことは理解できるが、オーチャードロードのクリスマス飾りがそもそも宗教的なものであるべきかどうかは分からない。結局のところ、オーチャードロードは本来、非宗教国の公共の場に過ぎない。

私のキリスト教徒の友人たちでさえも、ディズニーをテーマにしたクリスマス飾りについて問題視していない。その1人は、過去のクリスマス飾りではサンタクロースやトナカイ、妖精たちを扱っていて、それらも宗教的なものとは言い難いと指摘した。それでも、クリスマスの飾りにふさわしくないと異議を唱える人はほとんどいないだろう。

シンガポール観光庁はどう反応したのだろうか? ある広報担当者は、NCCSと、ライトアップの中心的な主催者であるオーチャード・ロード商業協会と直接対話をすると述べた。これが相互理解をもたらす助けになることを願いたい。

結局のところ、飾りは大きな図の一部でしかない。華やかな季節の精神で、私たちはあらゆる違いを受け入れることができ、少しだけ多くの敬意と愛と喜びを分かち合うことができると私は信じているし、そう願っている。

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