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  3. 2019.1.18

Eye contactアイコンタクト

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地元のスーパーマーケットへは、どこに何があるか、いつアイスクリームが特価になるか、好きな会計係がいついるかがかなりわかるほど何回も行っている。好きな会計係の人たちは、私が買い物袋を必要としないことをいつも覚えていて、いつも笑顔で目を見てお釣りを渡してくれる。

アイコンタクトの適切さは、文化によって異なる。しかし、突き詰めれば、誰かとアイコンタクトをとることは、話を聞いていることだけではなく、相手が存在することを示すものだろう。

日本では、私がアジアの人に見えない友人と一緒にいて、友人が日本人に日本語で質問するとき、私はその日本人に特に注意を払う。たいてい、相手は私の友人を見て返事をする。残念ながら、友人ではなく私に返事をしてくることがあまりにも頻繁にある。カスタマーサービスの仕事をしている人によくあることだ―これは不可解なことで、カスタマーサービスの仕事をしている人たちは接客が優れているはずだ。私は、カスタマーサービスの人に、私ではなく私と一緒にいる人のほうを見させるために、会話の場から離れたこともある。あなたに質問をしている人のことを無視することは失礼だ―それは、質問をしている相手が重要ではない、あるいは、相手は答えを理解できないだろうとあなたが考えていることを示すことになる。

アイコンタクトは、誰かがうそをついているかを知るのにも役立つ。何人かの研究者によると、人がうそをつくとき、その人の脳はいつもより激しく働かざるをえなくなり、すると、その人の瞳の眼孔が大きくなるという。

誰かの眼孔に気がついた最初の記憶は、私が11歳のときのことだった。私たちの、ちょっと変わった演劇の先生が、その週に名前を知ったばかりの生徒同士を2人1組に分けた。それから、私たちは全員、あぐらをかいて床に座り、相手と向き合った。そして、私たちはお互いに話をしなければならず、目をそらすことなく質問をしたり、答えたりした。

私は緊張して相手を見た。名前を覚えていないが、彼女の顔と目はとてもはっきり覚えている。私たちはどちらも深呼吸をして、お互いに話し始めた。1時間にも感じられたが、たぶんわずか20秒だった時間の後、私たちはリラックスして、楽しめるようになり、どちらもしばらくまばたきをしていなかったことに気づいて笑った。

このエクササイズは当時はストレスのかかるものだったが、アイコンタクトがかかわる他のあらゆる状況が、これでずっと楽になったように思う。

アジアの文化は、欧米の文化ほどアイコンタクトを重視しないと言われる。しかし、私の地元の小さなスーパーマーケットでも、私の好きな会計係の人たちからもらうアイコンタクトは、彼らの親切さをもっと本物らしく思わせてくれる。そして―その会計係の人たちを求めている客の長い列を見て―このささやかでも重要なジェスチャーをありがたく思っているのは、きっと私だけではないのだと思う。

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