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  3. 2019.2.1

Netflix — A bigger or smaller world?Netflix

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「ネットフリックスのどの番組を今見ていますか?」

「『KonMari ~ 人生がときめく片づけの魔法~』は見ましたか?」

「1シーズンを1日で一気に見たよ!」

私が最近参加したどの集まりでも、ネットフリックスが会話の話題として飛び出した。私たちのだれも、ケーブルテレビや無料のテレビチャンネルをかなり長い間見ていなかった。

これは私が10代だったころとは大きな違いだ。公共放送局の最新の番組を見ようと、学校から走って家に帰ったものだ。それに、家族のだれもが否が応でも同じ番組を見ていた。

今では、私たちのほとんどは自分専用のスクリーンを持っている―それが携帯電話やタブレット、コンピュータ、液晶ディスプレイテレビスクリーンであろうが。私たちは他の人と一緒に番組を見るかもしれないが、たいてい、好みや予定は分かれる。なので、見たいものを個人の端末で最も都合のよい時間に最も都合のいい場所で見るのだ。

あなたの好みがなんであれ、選べる番組に不足はない。ネットフリックスの第三者による検索エンジン「Flixable」によると、ネットフリックスは4,010本の映画と1,569本のテレビ番組を提供しているという。

カリフォルニア州を拠点とするこの会社は、オンラインDVDレンタルサービスとしてスタートし、今や世界で最も影響力があり人気のあるメディアストリーミングサービスの1つとなっている。statista.comによると、登録者数は、2011年の2,300万人以下から2018年には1億3,000万人以上に伸びているという。世界のインターネットユーザーの推定37%がネットフリックスでコンテンツを視聴している。

ネットフリックスの番組には地域による違いがわずかにあるが、ほとんどが世界中で提供されている。国籍や民族性、場所にかかわらず、私たちはほかのネットフリックスユーザーと同じ番組を見ることができる。

この意味で、世界は縮まっている。同じ番組にアクセスできることで、世界のほかの場所にいるだれかに親しみを感じ、共通の「言語」を話すことができる。

同時に、ネットフリックスは個人間の距離を広げるかもしれない。例えば、家族が何を見ているのか今は家族の間でも分からなくなっているかもしれない。

言い換えれば、ネットフリックスは私たちを一部の人については近づけるかもしれないが、選択肢が豊富にあることで分断にもつながりうる。

『ニューヨーク・タイムズ』のテクノロジー専門のコラムニストであるFarhad Manjoo 氏は、過去のテレビでは、だれもが同じものを同じ時間に見ていたため、テレビは「共有された文化の原材料」を提供していたと主張している。「強制的な類似性において、テレビは社会的な接着剤のようなものとなっていた…我々が得たものは、共有されたアイデンティティと共有された経験だった」。しかし、テクノロジーに支えられた豊かさを受け入れるとき、「我々はみな、自分で作り上げた幻想のなかに入り込み、分裂している」。

ネットフリックス文化の長期的な影響は、まだ分からない。しかし、読み取れる結果を認識することは役に立つ。私たちの世界の見方は、私たちの文化的な知識の限界を認め、自分とはとても異なるかもしれない人々の異なる見方を受け入れる場合にのみ、広がることができる。

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