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  3. 2019.3.22

A Grande grillingアリアナ・グランデのタトゥー

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最も好きなもののせいで窮地に追い込まれることもある。アリアナ・グランデは今年の初め、自身の日本文化好きのせいで世界中でソーシャルメディア上の拡散するネタになり、この教訓を身をもって知った。

このアメリカの音楽アーティスト(アリアナ・グランデのこと)は、新しいアルバムに先駆けて、新曲「7 Rings」を1月半ばに公開した。ここまでは、何も変わったことはない。しかし、この曲が音楽チャートで上位に上がり始めた少し後で、グランデは手のひらに「7 Rings」と読める日本語のタトゥーを入れることにした。

このポップシンガー(アリアナ・グランデのこと)は実は、日本と日本の文化にとても深い関心を持っている。2013年にデビューしたとき、彼女は最初の世界公演の場所の1つに東京を選んだ。今では日本語を学んで数年になり、腕に刻まれたポケモンのイーブイを含め、彼女の身体には日本に関連したタトゥーが他にも幾つかある。

グランデにとって不運なことに、新しいタトゥーに使った漢字は実際には「七輪」と読み、英語では「small charcoal grill(小型の炭焼きグリル)」と訳される。彼女がインターネット上に写真をシェアすると、世界中のソーシャルメディアユーザーはすぐに彼女が間違いをしたことを理解した。彼らはすぐさま彼女をからかい始めた。というのも…いや、彼女は今、手のひらの真ん中に「七輪(=小型の炭焼きグリル)」が刻まれているのだ。

グランデはそれを直そうとしたが、最終的な結果もかなり奇妙に見える。それまでに、この話題はあらゆるウェブサイトで報じられ、世界中のテレビにも登場した。日本のウェブサイトやTV番組でさえも、このタトゥーの災難について伝えた。

欧米には実は、まさにこのような問題が起こってきた歴史がある。2000年代の一時、日本語や中国語の文字のタトゥーはかなり流行し、多くの人々が分からない言語で文字のタトゥーを身体に彫った。言語を飾りのように扱うのは誤っていると考えるアジア系アメリカ人もいた。若い男性の肩に彫られた「チキンヌードルスープ」という意味の文字など、こうしたタトゥーが、身につけている人の知らないばかばかしい意味の言葉になっていることがいかに多いかをからかうだけの人たちもたくさんいた。

グランデの新しいタトゥーに対するからかいは、これを利用している;文化的に配慮が欠けているとグランデを非難さえする人もいれば、これに促されてグランデを擁護しようと介入する人たちもいた。しかし、ほとんどの場合、インターネット上のユーザーたちは、このポップスター(グランデのこと)をばかにして、彼女を犠牲にしたジョークを放つのに、この機会を利用しているだけだった。

それでも、グランデはこれを冷静には受け止めなかった。それは理解できることだ―世界的に有名なセレブでもインターネット上で止めどなくからかわれたくはないのだ。しかし、私は彼女には希望の兆しがあると思う。彼女をけなすこの騒ぎは、彼女が現代音楽で最大の現在活動中の存在の1人であることの確証である。次は、必ず日本語の辞書でしっかり確認した方がいいだろう。

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