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  3. 2019.3.29

The treehouseツリーハウス

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ツリーハウスに住むことを夢見たことはあるだろうか?私は子どもの頃、確かに夢見ていた。実は、こわばった膝をどうにか曲げることができる今でも、木の上の高くにある秘密基地を持ちたいと夢見ている。Airbnbのような休暇旅行用の場所のレンタルウェブサイトでツリーハウスを検索してみると、何ページにもわたっていっぱいのツリーハウスが見つかる。どう見ても、このツリーハウス好きは子どもに限ったものではないようだ。

木の中に住むという私の憧れは、子どもの頃に読んだ物語で火が付き、育まれてきた―『クマのプーさん』や『ゲゲゲの鬼太郎』、『ロビンソン一家漂流記』といった物語だ。ツリーハウスや、全体がツリーハウスの村までもが、『アバター』、『スターウォーズ』、『ターザン』、『ロード・オブ・ザ・リング』などの人気の映画や映画シリーズで描かれてきた。

ツリーハウスをこんなにも魅力的にしているものは何だろうか?私たちは空の星に近づきたいのだろうか?それとも、枝と木の葉で覆われていると、下にいる天敵(口うるさい親たちや学校のいじめっこなど)から隠れているような気分になるのだろうか?年齢にかかわらず、誰でも時には一人になれる場所が必要だと私は思う。

息子が12歳のとき、私たちは、裏庭に大きなサクラやカバノキ、カエデの木がいっぱいある大きくて崩れそうな家に暮らしていた。私たちはその年、息子にホームスクーリングをしていたので、私は、彼が本で学んでいることと実生活での発見や冒険とを結び付ける方法をいつも探していた。そこで息子に、木を観察して、ツリーハウスを建てるための実行可能な計画を考案するように勧めた。

これを実現するために、息子は、数学を使い、木の生態を調べ、デザインのセンスを磨き、肉体労働もする必要があった。私たちはツリーハウスと、木に害を与えることなくツリーハウスを建てる方法についての実用的な本をたくさん読んだ。

息子の友人は、息子の夢中さに影響を受けて、このプロジェクトに参加させてほしいと頼んできた。すると、引退した大工であるその友人の祖父も参加した。私が予想していたよりもずっと早く、ツリーハウスが建てられ、人が入れる準備が整った。その構造物(ツリーハウスのこと)の重さは、隣り合って育った2本のカエデの木の幹と最も太い枝で支えられていた。その木々はどちらも十分な高さがあり、強度も十分で、ツリーハウスを支え、カムフラージュするのに十分なくらい葉が茂っていた。それは理想的な秘密基地になっていた。

息子たちが成長して彼らの秘密基地を使わなくなるころには、ツリーハウスは北海道の冬の大雪の下で傾き始め、解体しなければならなくなった。私たちは、木がいっぱいの庭のある大きな古い家にはもう住んでいないが、ツリーハウスを建てるプロジェクトは息子の人生の中で今でも特別な時間となっている。私の人生においても、なおさらそうだ。

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