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  3. 2019.4.12

Stuff and nonsense

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コメディアンのジョージ・カーリンが最もうまく言い表した:「家は単なる物の山だ…覆いのついた」。

私たちの家族3人は、ベルリンに150平方メートルの居住空間を持っていた。それは大きく、ほぼ間違いなく大き過ぎる。それに、カーリンが予想したであろうように、私たちはあらゆる物でその家をいっぱいにし、中には必ずしも必要ではない物もあった。東京に引っ越すにあたって、ここの広さの半分を超える部屋に住む余裕はないだろうということに、私たちは気がついた。さて、ここにある全ての物をどうしたらいいのだろうか?

ステップ1:売る!私たちは息子の学校に関連のあるソーシャルメディアのグループに宣伝した。そうすれば、私たちは全くの他人に家を踏み荒らされなくて済む。洗濯機や衣類乾燥機、食器洗浄機、冷蔵庫といった高価な家電製品はすぐに新しい家が見つかった。これは運が良かった。ベルリンでは、こうした大きな物を廃棄するにはかなりの額を支払わなければならない。ちょうど日本と同じように。

大きな物と言えば、2つのかなり大きな鉢植えの木がわが家のリビングルームに飾られていた。ありがたいことに、これらも友人たちが引き取ってくれた。そのうちの1つ―きちんと包まれたが、それでも2メートルの高さがある―は、市バスに乗って町を越えて新しい家に運ばれた。ベルリンの通勤客たちは持ち込み荷物にとても理解があるが、これはさすがに数人を驚かせたことだろう。

ステップ2:寄付する!多くの物が価値はあるが、1つか2つかの理由で、売れなかった:衣類、本、ゲーム、皿、事務用品など。これらは地元の慈善団体に持っていった。その団体ではそれらを喜んで受け取ってくれた。その団体が、必要としている家族に提供しない分は、資金を集めるためにフリーマーケットで販売する。

ステップ3:捨てる!ベルリンでは、1日に一定の量のごみをごみ捨て場に運び込むことが許可されている。いや、最近はごみ捨て場はリサイクルセンターと呼ばれていて、そこには金属、ガラス、紙製品、一般ごみに分別された巨大なごみ箱がある。週末に1度、車に乗せて2回分のごみを運んだが、彼らは何とも思わない様子だったので、制限量以下だったに違いない。

私は今、新しいアパートを探しながら、日本の親類の家に潜んでいる。私たちの物―売ることも、寄付することも、捨てることもせず、日本へ送ったもの―は、海の上を進み、私たちのところへ向かっている。30箱ほどの引っ越しの荷物が到着する前に新しい部屋を見つけることができれば、それらは直接私たちの部屋に運び込まれるだろう。だが、荷物の方が先に着いてしまったら、荷物を保管して、家に運び込むために、余分な費用を支払わなければならなくなるだろう。だから、レースは始まっているのだ。

ここ数週間、アパートなしの状態でいるのは不便だが、目を開かれるものでもある。物がないのはさみしいが、それらがなくても生きていけることが分かった。大体においては。すでに、私たちは新しい部屋について、それがどこになろうと、計画を立てている。まだ空っぽなので、いっぱいにする準備ができている。物でいっぱいに。

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