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  3. 2019.4.19

A coveted spot一流小学校への入学競争

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親によっては、将来のことを計画し始めるのが早過ぎる、ということは決してないようだ。特に、その将来が子どもをトップの小学校に入学させることを含んでいる場合に。

ある集まりの時、友人が、シンガポールの一流小学校の一つにボランティアとして登録するつもりだと告げた。私たちは衝撃を受けた ―― 彼女の娘さんはたったの2歳なのに!

そんなに早く登録する彼女の理由?その学校はものすごく人気が高いのだ。40時間以上の「自発的な」サービスを行なった親となり、自分の子どもを良い学校に入れる確率を高めるつもりだという。

シンガポールで子どもを良い小学校に入学させるのは複雑なプロセスだが、幾つかの方法によってその確率を高めることができる。ボランティアや、学校の同窓会のメンバーとして登録するほか、「活動的なコミュニティリーダー」としてみなされた者も入学で優先される。また、同じ学校に年上の子どもがいれば、年下の子どもの居場所が保証される。

子どもが入学に成功する確率は、学校の近くに住んでいることによっても高まる ―― 2キロ以内か、さらに良いのは1キロ以内。残念ながら、制度を悪用して虚偽の自宅住所を登録しようとした親もいる ―― これは罰金、または懲役の刑を受けることさえある犯罪である。親の中には、自分が選んだ学校に子どもを入学させるだけのために必死になることをいとわない者もいるようだ。

小学校の公式なランキングは無いが、豊かな歴史やリソースの豊富さで知られている学校もある。ほとんどの子どもたちが12歳のときに行なわれる全国試験で優れた学業的結果を生み出して知られている学校もある。こうした学校はしばしば応募過多になる。

多くの親は、子どもを一流の学校に入学させるために全力を尽くそうとするが、私立の教育や授業料を手にできるのは恵まれた環境の出身である生徒だけだ。

私の友人にとって悲しいことに、ボランティアをしても望みの学校への子どもの入学が保証されるわけではない。人気のある学校は、たくさんのボランティアがいるため中には断らざるを得ない人もいるかもしれない。親はそれぞれのスキルがどれだけ「価値あるか」によってランク付けされているといううわさを聞いたことがある。

何年も前から、入学システムの簡素化を多くの人々が求めてきた。親が卒業生であったりボランティアだったりする子どもを優先すべきでないと感じている人もいる。特権を固定化させ、不平等につながるからだ。しかし、それに異を唱えている人もたくさんいる。

私は子どもがいないので、多くの親がどう感じているのかを理解できないのかもしれない。しかし、一流の学校に行っても、その環境が子どもに合っていなければほとんど意味がないと思う。学校でのボランティア活動に時間を使うよりも、おそらく、その時間を子どもと過ごすことに充てた方がいいだろう。

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