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  3. 2019.5.17

The Sunshine State陽光の州、フロリダ

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一体誰がフロリダ州に住みたがるものだろうか? ハリケーンをひきつけやすいところに住むなんてまともではない、そうではないだろうか? 私のことを、まともでないと言っても構わない。アメリカの下の方で海上にナイフの刃のように突き出したこの州が今私の住んでいる場所だ。

うちの近くの国立公園フロリダ・エバーグレーズ(「沼沢地」の意)には、大西洋からの塩水とメキシコ湾からの淡水が流れ込んでくる。エバーグレーズ国立公園の沼地は、野生動物があふれ、クロコダイルとアリゲーターが共存する世界で唯一の場所だ。

フロリダ州は平坦で幅が狭く、長さは800キロメートルで、幅は最も狭いところで260キロメートルしかない。私はフロリダ南部の湾岸部にある都市ネープルズに住んでいる。反対側のマイアミまでは車でわずか2時間で行ける。でも、州を出たいと思ったら、州の境界線に到達するには車で北へ8時間以上進まなければならない。フロリダ州は、合衆国の他のどの州よりも橋と有料道路(それにゴルフコース)が多い。温暖な熱帯気候、ハリケーン、オレンジ、ウォルト・ディズニー・ワールドで有名だ。美しい陽光を楽しみにフロリダへ1日に千人移ってくる。州の両側に海岸線があるので、観光客でいっぱいの美しいビーチがたくさんある。年間約1,700万人がディズニー・ワールドを訪れる。

しかし、ハリケーンはどうだろう? ハリケーンが壊滅的になりうるのは確かだ。ハリケーン「イルマ」が大西洋からやってきて、2017年9月に風速233キロでネープルズを襲ったときには、私のカーポートが飛ばされた。私はすでに家を出て、2匹の犬と一緒に長時間車で北へ向かい、嵐から避難した。しかし、ハリケーンは何の前触れもなくコースを変えることがあり、「イルマ」は私を追いかけてオーランドまで来て、それからタラハシーへ行った。「イルマ」のターゲットにならなかった場所はフロリダ州のどこにも見つけられないように思えた。そこで、私は車で州を出ることにして、はるばるテキサス州へ行った! ハリケーン「ハービー」がその前月にメキシコ湾からやって来て、テキサス州を見舞ったことを忘れていたので裏目に出た。本当に安全な場所はない。「イルマ」はとても怖かったが、フロリダ州に住んで8年で、ネープルズがハリケーンの進路に入ったのはこれが初めてだった。カーポートを失ったにもかかわらず、フロリダ州がもたらしてくれる素晴らしいものがあるので、それでもここにとどまっている。

それに、他の州にだって悲惨な出来事はある:地震、火事、竜巻、洪水。悲惨な出来事がなくても、冬にたくさん雪が降る。ビーチと素晴らしい夕日、エバーグレーズ国立公園とディズニー・ワールドへの旅の方がいい。陽光の方がいい! それはどれだけまともではないと言えるだろう?

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