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  3. 2019.5.31

The TV show everyone watched誰もが見ていたテレビ番組

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今月半ばまで、月曜日は一週間で一番つらい日だった。朝から午後10時ごろまで、できる限りインターネットを避けていた。アメリカのポップカルチャーで今世紀最も人気のある作品の1つのファンタジーテレビ番組『ゲーム・オブ・スローンズ』の最新エピソードについて、自分で楽しむ機会を持つ前に聞いてしまう恐怖を避けていたのだ。

でも今ではツイッターを安心して閲覧できる。『ゲーム・オブ・スローンズ』が今月、第8の最終となるシーズンを終えた。数十年間で最も待ち望まれたテレビ番組の最終回で、世界中の数百万人の視聴者が引きつけられ、このストーリーがどんなふうに終わるのか見ていた。これは、今後における本当に共有されたエンターテインメントの最後の瞬間の1つでもあるかもしれない。

『ゲーム・オブ・スローンズ』は、アメリカにおける21世紀前半の決定的なヒット作にはなりそうもない作品だ。ドラゴンや魔法、「ホワイト・ウォーカー」と呼ばれるゾンビのような生き物と戦わなければならない重要な数十人の登場人物でいっぱいのストーリーだ。しかしまた、裏取引や人間関係のドラマも中心に展開する。政治スリラーものを想像してほしいが、火をふくモンスターも登場する。

このテレビ番組の原作となった分厚い本を読んでいた人たちから、ファンタジー番組を普通は鼻であしらっていた人たちまで、視聴者はこの番組に群がった。第1シーズンは誰でも楽しめるようなものを提供し、人の心を引き付ける物語の筋とたくさんの予想外の展開で人々を引き寄せた。登場人物たちはファンを獲得したが、すぐに殺される結果となった。このおかげで、視聴者は推測を続け、深く引き込まれた。

まっさらな状態で番組を見る楽しみと驚きを奪いかねないネタバレの大きな恐怖も引き起こされた。『ゲーム・オブ・スローンズ』のほぼ全てのエピソードは、クライマックスが幾つかあるので、人々はそれについて事前に知りたくなかった。誰かが、大きな予想外の展開はなかった、と告げることですら視聴者を怒らせるポイントになった。

『ゲーム・オブ・スローンズ』は現代社会の最後の単一文化の例―数百万人の人々が共有する瞬間で、誰もが見て話題にするもの―を表すと多くの人々は主張している。私はこれが最後だとは思わない―最近の映画『アベンジャーズ:エンドゲーム』をめぐる騒ぎも、もう1つの例であるし、令和の時代の始まりのようなものはもっと現実的な世界での実例だろう―しかし、デジタル時代におけるこのような瞬間は今後、稀になっていくとはたしかに思う。

それゆえに、この番組の最後の幾つかのエピソードに浸ることができてよかったと感じる。『ゲーム・オブ・スローンズ』がもたらしたのと同じくらいの一体感をもたらす次のテレビ番組がいつ出てくるのかは分からない。『ゲーム・オブ・スローンズ』は、これを体験するために何時間も続けてインターネットを避ける価値はあった。

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