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  3. 2019.7.19

Signals信号

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先日の朝、ジョギングを始めて5分以内に、4回も交通違反を見掛けた。1回目は赤信号を無視して走る車で、その後はウインカーを出さずに曲がったミニクーパーだった。それから、進行方向と反対方向を向いて駐車された車を見掛けた。最後に、静かな横断歩道を渡ろうと待っている間に、長い袈裟を着た僧侶が完全に私を無視して、バイクでまっしぐらに走っていった。彼はこのカルマについて覚悟ができているのだろうかと思った。

これらの交通違反を見て、運転は少し会話に似ていると気が付いた。運転しているとき、あなたは周りにいる人々に気付いている必要がある。車線を変更しようとするときは方向を示す合図を出す必要がある。あなたが走っている車線に誰かを入れてあげるのはマナーが良い。会話の話題は道路上の車線のようなものだと想像してみたら、これと同じルールと慣習が当てはまる。

誰かがふと会話に加わってきたら、その人を会話に参加させる最もシンプルな方法は、概略を伝えて、質問をすることだ:「私たちは今、今朝の電車の遅れについて話していたところです。あなたは仕事に時間通りに着きましたか?」。

人々がそれ以上質問をしてこないとき、あるいは、沈黙が多過ぎるときは会話が終わりそうだということが分かる。そういうときは話題を変えるタイミングだ。話題の変更は、「So … (そういえば…)」で示唆されることが多い。関連した話題に変えるには「By the way(ところで)」を使うことができる。「the way」はメーントピックを示しているので、次の話題は何か関連のあるものである必要がある。

それぞれの国と文化には、独自の一連のシグナルがある。例えば、日本では、私が頼みごとをして、話している相手が頭をわずかにかしげて、食いしばった歯の間から息を吸うとき、私はただちにそのシグナルは、相手が私の頼みごとに応じることができないということを意味していると分かる。英語では、これに相当するものは、「Oh(あら)」「Hmm(ふむふむ)」「Well(うーんと)」などで返事を始めることで、これは考えるのに時間がもっと必要なことを示したり、驚いている感じを表す。

どの言語にも、聞いていることや考えていること、驚き、ショック、喜び、同意などを示唆するシグナルがある。あなたの母語ではどんなことをしているかを考えてみよう。そして、他の国の人たちが彼らの母語でどんなことをしているかを察知してみよう。もちろん、こうしたルールや慣習に全く従わなくても、誰もあなたに違反切符を切ることはない。しかし、それらに従わないことは、道路の真ん中で繰り返し止まってエンジンをかけるようなものだ―こういう乗車はとても居心地が悪いものになりうる。

道路の運転の仕方を理解することで、より良い運転手になることができる。会話のかじのとり方を理解することで、他の人たちの話についていきやすくなるだけではなく、他の人たちもあなたの話についていきやすくなる。

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