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  3. 2019.8.9

Express yourself自分を表現しよう

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親はいつでも、子どもが幅広くさまざまな新しいことを学ぶ機会を与えたいと考えている。それが野球の試合へ子どもたちを連れて行くことだろうと、コンサートへだろうと、博物館へだろうと、私たちはわが子の頭を新しい考えや体験に開かせたいと思う。

スポーツは子どもの教育において不可欠な部分だと見られることが多い。スポーツは私たちに、目標に集中すること、できる限り最善の努力をすること、成功を達成するためにチームの一員として取り組むことを教えてくれる。少なくとも、チームに参加することは、子どもたちが団体に所属しているような感覚を持つのを助け、いくらかの運動にもなり、肉体的に元気でいられるようにする。スポーツはまた、子どもたちに競争することを教え、勝った時には達成感を与え、さらに重要なことに、勝たなかった時の落胆にどう対処するかを教える。

私の子どもたちはスポーツにあまり興味を示したことはない。息子はとても幼い時にサッカーをしていたが、いつも、誰でもボールが欲しそうな人に、その人がどのチームかに関わらずパスしていた。息子も娘も、王者になるような選手が成功するために必要とする集中した激烈な競争心は持ち合わせていないが、それが悪いことなのかは分からない。

私の子どもたちはどちらも音楽と演劇をやっている。合唱団で歌ったり、バンドで演奏したり、劇で演じたりしたことがある。こうした活動は、スポーツに参加するのと同じ恩恵をたくさん与えてくれる。歌い手も役者も、スポーツ選手と同じように、練習とチームワークの大切さを学ぶ。最善を尽くすために努力することを学ぶが、それは別な方法でだ。

スポーツは競争と、対戦相手を破ることに関わることだが、かたや、芸術は協力や支え合いに関わることだ。コートにテニス選手が2人いれば、彼らは互いに打ち負かそうと戦う。ステージに歌い手を2人上げれば、彼らはハーモニーを奏でる。競争は、「私たち」対「彼ら」の戦いだ。演奏や演劇では、みんなが同じ側に立ち、優れた結果を出すために互いに協力する。

音楽やその他の芸術はそれ自体で重要である一方、他の恩恵ももたらしている。ブリティッシュコロンビア大学の心理学者Peter GouzouasisさんとMartin Guhnさんによる11万人の公立学校の生徒を対象にした最近の研究で、幼少期から10代になるまでずっと音楽を奏でたり、勉強したりすることに関わってきた子どもたちは、音楽に関わってこなかった同等の人たちよりも成績が良いことが明らかになった。

さらに、音楽やその他の舞台芸術は、多くの形で美しさを真に理解し、感情を表現し、他者の気持ちを理解することをわれわれに教えてくれる。それらは、ストーリーの語り方、互いに理解する方法を教えてくれ、言葉なしでコミュニケーションを取る方法を教えてくれることも多い。運動はストレス緩和に役立つことができるが、歌うこと、踊ること、音楽を奏でることに伴う感情的かつ精神的な解放には匹敵しない。創造性は、鍛えられなければならない筋肉だ。

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