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  3. 2019.12.13

Memories of aliensエイリアンの思い出

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2019年は映画『エイリアン』ができて40周年だった。これを記念して、ドキュメンタリー『Memory: The Origins of Alien』が公開された。最初の映画『エイリアン』がどのようにできたかを描いている。

『エイリアン』シリーズには私も思い出がある。私は当時6歳くらいで、母がある晩、「ママと一緒に買い物に行くか、パパと映画を見るかできるよ」と、私に何をしたいか選ばせてくれたのを覚えている。

ぬいぐるみの定数が満たされたところだったので、買い物には魅力がなかった。それで父にどんな映画を観るのか聞いた。彼は、エイリアンについてのアクション映画だと言った。アクションは好きだったが、エイリアンはどうか分からなかった。怖いかどうかと尋ねると、彼はたぶん怖いかもしれないと言った。強い決意を持った子どもだった私は、「怖いところを見ないようにするために枕を持ってくる」と宣言した。

それで結局、私は父と『エイリアン』を観ることにしたのだが、他の映画を見に来た人たちに囲まれた映画館のロビーにいたのを覚えている。枕を持った私を見下ろして不思議そうな顔をしている人もいた。たぶん、なぜこんな小さな子にかなりむごたらしいサイエンス・フィクションの恐怖映画を見せるのだろうと思っている人もいた。しかし、私は枕を持って、準備万端の気分だった。

『エイリアン』か『エイリアン2』を観たことのある人なら、これらの映画は大人にも子どもにも悪夢をもたらすと分かるだろう。だから私は、そうしたシーンを観ないようにするために時おり枕を使った。全てのシーンは覚えていないが、窮地を救ったかっこよくて賢くて強くて激しい女性と小さな少女―おそらく当時の私と同じくらいの年齡―は覚えている。私はその女性に圧倒されて、魅了された。

それから数ヵ月後、フェイスハガー(顔面に張り付いて襲う種類のエイリアン)とチェストバスター(宿主の胸を突き破って出てくる種類のエイリアン)に私が軽く取りつかれているのと、それらの外見をグロテスクに私が再現するのを理解していたのは父だけだったと思う。『エイリアン2』にとても長い間はまっていて、それが第1作目ではなかったことに気づいたのはそれから10年程経ってからのことだった。ついに『エイリアン』を観て、私は両方の作品の一生のファンになった。

両親のどちらも6歳児がそんな映画を観るのは不適切だとは一度も思わなかったことにずっと感謝する。暴力的で生々しい部分もあるが、その映画は、私が女性にも力があると理解する助けになり、サイエンス・フィクション映画の良さが分かるようになるのにも役立った。『エイリアン』シリーズのほぼ全てを観てきたが、最初の2作を観た体験とその2作への愛にかなうものはない。ドキュメンタリー『Memory』を観て、この素晴らしいサイエンス・フィクションシリーズの思い出に追加するのが待ちきれない。

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