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  3. 2019.12.27

Who’s in a family?家族には誰がいる?

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家族の絵を描いてと言われたら、あなたの絵の中には誰がいるだろうか?

その答えはきっと、あなたが誰を家族と考えているかによるのだろう。家族には私たちが考えつく以上の形態があるのだろう。

イギリスの子どもたちはこのことについて学ぼうとしている。

2020年9月に人間関係と性教育を教える新規則が施行されると、小学生はLGBTの家族を含めたさまざまな家族について学ぶようになる。

ウェブスター辞典によると、家族とは「旧来は自分たちの子どもを育てる2人の親で構成される社会の基礎単位」とあり、また「旧来の家族とは異なっているがそれと等しいとみなされているあらゆる形態の社会の単位」ともある。例には、単親家庭、同性の両親のいる家庭などが含まれている。しかし、多くの国では、「2人の親」の定義が未だに優先されていて、従来型の家族にあまり近くない家族にとっては好ましくない社会環境をしばしば生んでいる。

ありがたいことに、状況は変わりつつある。

ロンドンに最近引っ越した友人は、多くのプレスクールで「家族」に関する言葉使いを変え始めていると話していた。例えば、子どもに「お父さんの仕事は何ですか?」、あるいは「お母さんは何をしていますか?」と尋ねるのではなく、教師は「あなたの親は何をしていますか?」と尋ねるのだそうだ。その意図は、家庭が単親家族や混合家族、LGBTの家族かもしれない子どもに配慮することだ。

教師たちは、公的な資料で使う言葉も変えてきている。許可申請書や手紙では現在、「父および/または母」の代わりに「(両)親」という言葉を使っている。何しろ、全ての子どもたちが父1人、母1人を両方持っているとは限らない。親は1人しかいないかもしれないし、父が2人だったり、母が2人だったりするかもしれない。

子どもが暮しているさまざまな形態の家族について意識するようになると、誰にも取り残された感じや気まずい感じを確実に持たせないように使う言葉を変えることは当然のことのように思える。私たちが教室や学校にいるとき、配慮された思いやりのある言葉使いをすることは、子どもたちが、親切にするとはどういうことかを見て理解する歓迎的な環境を生むのにも役立つ。

使う言葉を変えることで、私たちはさまざまな形や大きさや色がある中で違いや多様性を受け入れる意欲があるということを示すこともできる。

シンガポールでは、建前では今も家族を旧来の形式で定義している。しかし私は、アメリカで代理母に産んでもらった双子の女児がいる互いに異なる人種のゲイカップルを知っていて、彼らは家族全員でシンガポールに今住んでいる。家族の誰もが異なる肌の色をしている。家族で出かけるときは、興味深そうな目で見られることもあるが、居心地が悪いと感じさせられたことはない。ときどき、彼らは全く知らない人に自分たちの家族がどうやって生まれたかのストーリーを話すことさえある。

結局のところ、愛と思いやりがあれば、家族は家族なのだ。

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