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  3. 2020.1.24

Rocky Mountain High大麻が合法化されたコロラド

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建物は平凡に見え、「Solace Meds(癒やしの薬)」と書かれたカラフルな看板がドアの上にかかっていた。小さな待合室の中へ入ってみると、ちっとも平凡ではなかった。天井にはカメラが取り付けられ、壁には「21歳以上」「1オンスまで(メートル法では28グラムに相当)」と赤い警告のポスターが貼ってある。

「身分証明証を提示してください」と大きく書かれた看板のついたカウンターに1人の男性が座っていた。人々は列になって彼の前を1度に1人ずつ通り過ぎ、運転免許証の確認を受けて、ガラスのドアを通って本店の中へ入ることが許された。

私の好みのドラッグは、いつも夕食時の1、2杯の赤ワインなので、大麻の世界で何が起こっているかに関心を払ったことはなかった。しかし、娯楽用と医療用の大麻が合法化された11州のうちの1州、コロラド州に私は移住したばかりだ(33州は医療目的にのみ大麻の使用を合法化している)。少なくとも12店の「薬局」が大麻を販売する都市に住んでみて、好奇心の方が勝った。

中に入ってあ然とした。客は、開いた容器に数十種類の乾燥大麻が入っている長いガラス製の陳列ケースに群がっていた。壁は、数百の缶や箱、チューブやパックに入った、キャンディーやミントといったマリファナ食品でいっぱいだった。この新産業がこれほど多様な商品に発展するとは夢にも見なかった。

煙での吸引には惹かれなかったので、食べられる商品をいくつか買った。パッケージは厳重に封がされていて、ホチキスで閉じられていた。コロラド州では、車の中で開封された容器に入った大麻を所持するのは違法となっている。

家に帰って、私はちょっと調べ物をした。この自然の植物には薬効成分があることで知られているのに、なぜ未だに多くの州で違法なのだろうか?

いくつかの形で有害になる場合があることが分かった。大麻は短期記憶と難しい作業を扱う能力に影響を与える。異なる強さを持ついくつかの種類があり、完全には予測できない。反応時間に影響を与えるため、車の運転は大変危険で、抑制を鈍らせるため、危険な行動が生じることがある。

集中することや注意することができなくなり、仕事や勉強が難しくなる。大麻に含まれる人をハイにする化学物質THCは、タイミングを取ることや、動き、(筋肉の動きの)協調に影響するため、運動能力を鈍らせる。

合成大麻製品が市場に忍び込み、発作や腎臓へのダメージ、死亡といったさらに深刻な結果も報告されている。法的規制はこうした付随する危険を無くすのに役立つ。

その夜、夕食の後に、私は大麻入りのチョコレートボンボンを食べて様子を見た。「マリファナの狂気」や目がとろんとしてハイになるまひ状態が生じるのだろうか?いや、何も起こらなかった。ちょっと落胆を感じ、大麻は私には本当は全く影響を与えることがなかったということを認めなければならなかった。そのうちに、チョコレートボンボンを2つ食べる勇気が出るかもしれない。しかし、私は少し安心もし、赤ワインを本当に楽しんでいる。

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