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  3. 2020.4.17

Keep your distance距離を保って

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これをあなたが読むころには、私は隔離が終わって、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をめぐるパニックが和らいでいることを願う。

私がこれを書いている3月下旬の時点で、カナダではCOVID-19が約1,400件確認され、20人以上が亡くなった。新型コロナウイルスに陽性反応が出た人やウイルスを持っている人と接触した人は全員、最低14日間自宅での隔離が求められる。これには、わが国のジャスティン・トルドー首相も含まれる。トルドー首相は、彼の妻が3月13日に陽性となって以来、自宅から毎日の定例会見を開いている。

カナダは閉鎖されている。国境のことだけを意味しているのではない。バーや劇場、教会、図書館など、人々が集まる場所はほぼ全て閉鎖されている。通常は1週間の3月の学校の休みは3週間に延長されて、しばらくの間、学校は再開されそうにない。大学の教室は閉鎖され、コースはオンラインに移行された。レストランはテイクアウトと宅配のみに制限された。オフィスワーカーはインターネットと電話を通じて在宅勤務をしている。私の家の近くの大きなトヨタの工場でさえ、最低2週間閉鎖されている。

スポーツは全て中止された―カナダで全てのホッケーが優勝決定戦直前に中止されたのだから、どれだけ状況が深刻かお分かりだろう。今年はオリンピックに代表チームを派遣もしない。

他の人たちがインスタントヌードルや、トイレットペーパーを買いだめしている間に、私はウイスキーとポテトチップスを買いだめした。世界の終わりが来ているのなら、私はカクテルとスナックが欲しくなるだろう。

人々は家にいるようにと勧められていて、外出しなければならないなら、お互いに最低でも2メートルの間隔を保つように勧めれられている。社会的通念は変わりつつある。誰かがくしゃみをしたときに、「Bless you(お大事に)」と言う代わりに、今では誰もが不安そうな様子を見せて、感染していないかどうか確認しようとする。

父が言うには、「おならの音をごまかすためによく咳をしていたものだが、今では咳をごまかすためにおならをしている」という。

友人との接触は、電話をかけるか、テキストメッセージを送るか、玄関から隣人に手を振るくらいに減った。多くの人々にとって活動の範囲はネットフリックスを一気に見ることと、継続的に手を洗うことに限られている。

全てが悪いわけではない。騒々しい、手に負えない学生たちのパーティーはほとんどなくなった。

私の子どもたちは今は家で時間を過ごさざるを得なくなり、娘はクッキーを焼いて退屈をしのいでいる。

オフィスまで1時間かかっていた私の通勤は、階下のデスクへ歩いて行くだけになった。ここで私は今、ジャズを聞きながらパジャマで新聞の紙面を編集している。こんな隔離には慣れることができるだろう。

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