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  3. 2020.5.1

Words that stay心に残る言葉

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最近、ジム・ヘンソンの1982年の名作『ダーク・クリスタル』を再び観た。あるシーンで、2人の主人公ジェンとキラは石の壁に彫られた模様を発見する。ジェンはこの模様が文字であることに気づく。「『文字』って何?」とキラが尋ねる。ジェンは「残る言葉だ」と返事をする。

ジェンとキラにとって、その刻まれた言葉が危機を乗り切るために彼らがする必要のあることを好都合にも説明していた。実際面で、記述は説明を与えるのに適している。記述はしかしながら、人々があなたや自分たち自身についてどう感じるかに影響を与える力も持つ。

私は最近、2つの会社にメールを書かなければならなかったとき、その好例に遭遇した。A社の製品が正常に動作しなかったため、助けが必要だった。B社については、その配送プロセスに問題があった。両社からの返信は、それぞれについて多くを語っていた。

A社は気にかけていないように見えた。同社は私の名前も書かず、欠陥商品について謝りもせず、私のいら立ちをくみ取ろうともしなかった。書き手は自分の名前すら書いていなかった。A社はいくつか指示を出しただけで、冷たい命令のような感じがした。だが、B社は、状況について謝罪し、私に共感を示した。書き手はフルネームを名乗ったばかりか、私の問題を自分が責任を持って担当すると約束した。B社は信頼できるように思えて、私を安心させてくれた。話すことにおいては、何を言うかと同じくらいどんなふうに言うかが重要だ。メッセージを作るのにもっと時間があるということを除いては、書くことでもそれは同じだ。

無礼あるいは残酷、もしくはうそのような印象を与えるかもしれない何かを送信したり、シェアしたり、投稿したりする前に、もっと多くの人がこの時間を考えるのに使ってくれればいいのにと思う。ここ数ヵ月の間に、この2社のカスタマーサービスの返信だけででなく、私はシェアされている偽情報も多く見かけた―善意からであることが多かった。私のメールに対する不必要に不快な同僚からの返信について話し合うため、彼に居心地の悪い電話もかけなければならなかった。ありがたいことに、私たちは解決できたが、スクリーン上の彼の言葉を見るとかなり心が不穏になった。

印刷された言葉は、お気に入りの物語に出てくるあの言葉のように、想像をかき立てる傾向がある。そのため、もしそうした言葉が否定的なものなら、あなたの脳が生み出し始めるであろうモンスターのようなものを想像してみよう。それが受動攻撃性のテキストメッセージだろうと、脅迫するようなネット上のコメントだろうと、重要な問題についてのでっち上げの情報であろうと、私たちはみんな、自分が送ろうとしている、目にしている、共有しようとしているそのメッセージについてよく考えてみる必要がある。

『ダーク・クリスタル』は、メールやネット上のコメント、テキストメッセージが一般的になる前に登場したものだ。私たちのコミュニケーションのとても多くがオンラインで、書いたもので行なわれるようになっている今、人々は自分が書いた言葉の持つ影響を思い出すべきだ。なぜなら、それらは私たちにずっと残るからだ―良くも悪くも。

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