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  3. 2020.7.31

Job-hunting in a pandemicパンデミック下の就職活動

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就職活動は、経済がうまくいっているときですら、めったに簡単にはいかない。新型コロナウイルスのさなかとあっては、さらに大変だ。

社会学を専攻していた友人が2月に、卒業旅行を計画しながら、就職活動を開始した。彼女の卒業式は8月で、その後、数ヵ月ヨーロッパで休暇を過ごす予定だった。

残念ながら、新型コロナウイルスが世界中の国々に広がり、ここシンガポール国内でも感染者数は増えていて、彼女は卒業旅行をキャンセルせざるを得なかった。彼女は仕事探しにもっとエネルギーを向けたが、面接まで進むのはほとんど不可能だと分かった。毎週何十件も応募しても、彼女にはほとんど全くと言っていいほど返事が来なかった。

「こんなに意気消沈したことはない」と彼女は私に言った。「まるで無駄な運動をしているような感じで、代わりにパートタイムの仕事でもした方がましなんじゃないかと思う。ほとんどの会社が新卒ではなく経験者を探しているの」。

それは彼女だけではなかった。彼女と同等の人たちの中には、内定を取り消され、一時的な職に落ち着いた人もいる。食事の配達員や、ショッピングモールやレストランで体温検査係の仕事を始めた人も何人かいる。

友人が地元の会社でようやく面接にこぎつけたとき、シンガポールはまだ「サーキット・ブレーカー」―新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための一連の規制―のさなかだったので、彼女の面接はビデオ会議で行なわれなければならなかった。

彼女は家でビデオ会議をするのに最適な場所を真剣に考えて、最終的にダイニングテーブルの上ですることにした。アパートの他の場所は、少し散らかっていて、ダイニングテーブルは背景が無地の壁になる唯一の場所だった。

コミュニケーションを円滑に進めるために、彼女はマイク付きのヘッドセットを買った。親に聞かれると気になるような感じがして、彼女は親をスーパーマーケットに押し込み、1時間そこにいるように言った。

面接の日、友人はかっちりしたシャツとズボンを着て、背筋を伸ばしてダイニングテーブルの椅子に座り、面接官と画面越しに「会った」。運よく、面接官は気さくで、こんな方法で面接をすることの気まずさを分かっていた。

「ある意味では面と向かっての面接よりも楽だったかもしれない」と彼女はその後私に言った。「結局、私は新しい環境ではなく、自宅にいた。近くにメモもあって、必要があればそれを参照することもできた。直接会っていたとしたらそうしたメモを取っておくことはできなかった」。

友人は、その面接の結果を待ち続ける間、配達員のパートタイムの仕事を始めた。「これなら新しい人たちに会える。何が起こるか分からないでしょ?もしかしたら、お客さんが仕事をくれることだってあるかもしれない」。

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