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  3. 2020.8.14

Summer, season of the grill夏はバーベキューの季節

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それはおそらく人類が初めて調理した料理だろう:たき火の上であぶられた串刺しの肉だ。初めてのバーベキューだ。

単語として、「バーベキュー」は動詞にも名詞にもなる。それは、料理のスタイル、料理をする行為、料理そのもの、調理のために使われる用具、食べ物が調理されて食される社交的なイベントのことだ。

バーベキューは、地域差が多いが、アメリカ南部の文化で大きなものとなっている。テキサス州のバーベキューは燻製され、たいていは牛肉だ。ノースカロライナ州とサウスカロライナ州のより東部では、バーベキューはじっくり焼いた細切れの豚肉を意味するが、ソースをマスタードベースかビネガーベースにすべきかをめぐって、両州はいつか争うかもしれない。

カナダで夏の週末に作られるもののほとんどは、アメリカ人には「グリル」だと軽くあしらわれて「バーベキュー」とはみなされないかもしれないが、カナダ人にとっては、屋外でグリルで調理されたものは何でも「バーベキューされたもの」と呼ばれる。

冬は長くて寒さが厳しく、カナダ人は外で過ごせる間は温かい気候の下で出掛けるのが大好きで、裏庭でのバーベキューパーティーは短い夏に人が集まるメーンイベントだ。たいてい、数人の友人を招待して、飲んだり食べたり、音楽を少し演奏したり、蚊の文句を言ったりする。

通常は、自分のビールやワイン、それから皆で食べるサラダやデザートをみんな持ってくる。私はガスグリルに火をつけて、やる気があれば、ポークリブを焼いたり―これはかなりカナダらしい料理だが―数時間水に浸けておいた薄いヒマラヤスギの板の上でサーモンフィレを焼いたりする。

私は野菜さえもバーベキューにする。このアイデアはもしかしたら、アメリカ南部の本物の炉のバーベキュー店で口に出したら殴り合いのけんかを引き起こすかもしれない。私のお気に入りの1つは、少量のオイルと刻んだにんにくとローズマリーとあえて金属製のバスケットに入れてグリルの上であぶった新じゃがいもだ。もう1つは、種がまだできていないうちに若採りした小ぶりのピーマンで、焦げ始める直前までグリルで焼く。キャンディーのように甘い。

私がこれまでに参加した中で最高だったバーベキューの1つは、日本のキャンプグラウンドに大人数の友人たちと旅行で行ったときのものだ。メーン料理はラグビーボールほどの大きさのマグロのお頭2つで、炭火の上でグリルに乗せて、覆いをかぶせ、1時間ほど置き、その後、みんなでグリルを囲んで、骨以外何も残らなくなるまで、箸で柔らかい肉をつついて食べた。頭がついたまままでは魚がめったに出されない国からやって来て―「人はまだ自分を見つめているものを食べるのは好まない」と父は言う―魚の頭だけを出されたことは、おいしい驚きだった。

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