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  3. 2020.8.21

Closing the social distanceソーシャルディスタンスを埋めること

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新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、医療専門家たちは常々、手を洗うように、閉ざされていて混雑した場所を避けるように、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取るようにと、みんなに言ってきた。

私にとっては、この最後の部分はいつもおかしな言い回しのように思えていた。もちろん、ウイルスの感染拡大を防ぐために、お互いに物理的な距離を保つことはとても重要だ。しかし、現代の世界の技術すべてがすぐに利用できる状態において、物理的な距離を保ったからといって、人と関わることができないというわけではない。

言うまでもなく、外国で暮らす上で難しいことの1つは、家族や友人と離れていることだ。ウイルスが流行する前でさえ母国に帰省するのは私にとってはまれだった―多くても1年に1回だった。友人や家族に別れを言うときはいつも、私たちはお互いに連絡を取り合おう、必ずまたすぐにビデオチャットをしようと言ったものだった。

しかしその後、日本に戻ってきて、仕事で忙しくなったり、日本の友人たちと出掛ける計画をたてたりして忙しくなると、連絡を取り合おうという約束は次第に影が薄れていってしまうものだった。

このすべてが良い方向へ変わったのは、パンデミックが始まって、2020年のみんなの付き合いの予定がキャンセルされるようになってからだ。

今や誰もがより多くの時間があるので、パンデミックの間に在宅で仕事ができる幸運な人たちは特にそうで、私たちは実際に約束を守り始めた。親との電話はより頻繁になり、親が4月に予定していた日本への旅行をパンデミックでキャンセルせざるを得なくなった後は定期的にビデオチャットができることがとりわけ役立った。あるときには、私の拡大家族はズームを通じて大掛かりな集まりを開き、参加者は3つの国から参加した。

高校時代の友人たちのグループ―私が電話をすると約束をしながらめったにしていなかった人たち―は、定期的なビデオチャットを始め、やがて週に1度のゲームの夜になった。みんなで順番に司会者を務め、『Who Wants to be a Millionaire?』や『The Price is Right』など、私たちはさまざまなバージョンのクイズ番組をズーム越しに遊んできた。最近は、友人の1人が、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』というファンタジーのロールプレイングボードゲームのセッションの準備をしていた。もしそれが何なのか分からなくても心配しなくていい―そのゲームをした後でさえも、私にはさっぱり分からない。

他にすることがあまりなくて、毎週のゲームの夜はみんなの週の目玉の1つになってきた。

さまざまな面で、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取るこの期間の間に、私は人生でもっとも重要な人々の多くと社会的に近づいた。このことはパンデミックが終結した後も続いてほしいと願うことだ。だが、きっと約束をしないようにした方がいいのだろう。

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