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  3. 2020.8.28

Do you need a hand?手伝いましょうか?

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「手伝いましょうか?」 この表現は、救いの手を差し伸べ、誰かとつながる様子を言葉で生き生きと表現しているので、私はこの表現が好きだ。日本では時おり、他者に助けを申し出ることで、まさしくこれをするように人々に促す新しいポスターを見掛ける。電車の駅ではよくこうした「声掛け」ポスターが貼られている。

こうしたポスターの画像検索をしたら、あるパターンを発見した。助けを必要としている人はたいてい、身体的な障害を持っている人や、高齢者、幼い子どものいる人、あるいは、肌の色が明るくて地図を携えた髪の色が赤や黄色の旅行客だ。その外国人に見える旅行客に助けを申し出ている人物は、英語の「May I help you?」というフレーズを使う傾向がある。私が最後に「May I help you?」を使ったのは、私をちょっとあまりにも長くじっと見つめていた人に対してで、皮肉っぽく言ったのだったと思う。

日本人が私あるいは私が一緒にいるグループを助けようとして近づいてきてくれるときは決まって、その人は日本語で会話を始める。英語で助けを申し出たい場合、もっと自然な表現がある:「Do you need a hand?(手伝いましょうか?」や「Are you all right?(大丈夫ですか?)」だ。

東京に引っ越そうとしていたとき、ある日本人の知り合いが、困っていても誰も助けてくれないと警告した:「ある日、電車に乗ろうとして急いでいたら、階段で転んで、顔から落ちたの。衝撃と痛みで床に大の字になっていたのに、みんな私の周りを歩いて通っていっただけだった」。これには心配になったが、ありがたいことに、私が東京にいた間に似たような経験はしなかった。その代わり、同じアパートの高齢の女性が私の目の前を歩いていてよろめいたときに彼女を助けたのを覚えている。彼女は最初、何が起こったのかと混乱していたが、その後、彼女が言うには「大変なご迷惑をかけた」ことをものすごく申し訳なさそうにしていた。

時々、他者に迷惑を掛けると心配することが、人助けをするのを難しくすることもある。こうしたことは何度かあって、私が赤ちゃんと食料品とベビーカーを途中に踊り場のない一続きの階段を降りて運ぼうとしているお母さんを見掛けたときだった。私はよく、助けが必要か尋ねたものだが、たいてい相手は私の助けを断る。すると、そういうお母さんたちが苦労しながら階段を降りていくのを見ていなければならず、固唾をのんで、連れている赤ちゃんと一緒に落ちて死なないように願っていた。最近は、助けが必要かどうか尋ねるのではなく、手伝いますねと告げて手助けするようにしている。

誰かが助けを必要としているかもしれないサインは、ポスターに示されているものほどいつも分かりやすいわけではない。今まで以上に、私たちは他者に思いやりをもって親切になる必要があり、そうするように私たちに思い出させるポスターが必要なくなることを願うばかりだ。

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