1ヵ月ほど前、私の当座預金口座から5,000ドル(53万円)をペイパルが受け取ったという確認のメールがペイパルから来た。びっくり仰天だった。私は1セントも動かしていないし、私がこの世界に持っている全てのお金ならなおさらだ。この送金を無効にしてペイパルのパスワードを変えるとすぐ、電話が鳴った。私のクレジットカード会社「バークレイズ」からだった。電気機器メーカーへの2つの同一の384ドル(41,000円)の請求について確認したいとのことだった。それらも私のものではなかった。バークレイズにすぐにそのカードを停止してもらうように伝えた。
そこでピンと来た…これは間違いや1回の窃盗未遂ではないと。誰かが私の銀行情報、クレジットカード番号を盗んだのだと―そして他に何があるかと考えて身震いした。それは私の個人情報を盗んでいる誰かなのだ。
こうして金銭上の私を保護する長いプロセスが始まった。私の銀行情報を知っている全ての人に連絡した:アマゾン、ペイパル、ウェブサイトホスト、ニューヨーク・タイムズの購読部、水道光熱費に関わる会社、ロク、ネットフリックス…そのリストは無限だった。
私は少し調べてみた。個人情報泥棒は通常、盗んだ情報を使って、あなたの名前を語り彼らの住所で新しいストアアカウントを開設する。店は新規顧客に対し、アメリカの3つの信用調査所の1つで彼らの信用格付けを確認することなく、付けで販売することはない。それで、私は自分の信用調査所のアカウントを凍結するようにというアドバイスに従った。そうすれば、私が凍結を解除しない限り、何もできない。
別の提案は、警察に届けを出して、政府機関に通報するというものだった;私はオンラインでどちらもやってみたが、何も返答はなかった。そこで地元の警察署に電話をかけた。警察は、個人情報泥棒はあまりにもよくあることで、できることは何もないと言われた。できることが何もないだって! 自分でやるしかない。
苦難は終わったと思っていたら、新しい請求を郵便で受け取った:107ドル(11,000円)で、新しい電話サービスを初期設定したことに対するベライゾンからの請求だった。誤解のないように言うと、家の中では電波の受信状態が良くないので私は携帯電話をそんなに使わないし、いずれにしても私の携帯電話会社はベライゾンではない。自分の携帯電話会社に電話すると、私のアカウントは停止されて、携帯電話番号はベライゾンに移行されていると言われた―全て私が許可もしていなければ、知りもしないうちに! 電話番号を取り戻し、それがもう使われることがないように番号を凍結するために、何日も何日も電話をかける日が続いた。私の携帯電話会社は新しい番号とSIMカードを発行してくれた。
最後の驚きは、数週間前に注文したブラジャーが届かなかったときのことだった。そのブラジャーは、男性の名前で登録されているノース・カロライナ州の住所に届いていたことが判明した。結局返品されて、私のところへ送られてきたので差し支えなかった。いずれにしてもその男性のサイズではなかっただろう。