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  3. 2021.2.19

Headlines that grab you心をつかむ見出し

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どのくらい頻繁にニュースを読むだろうか? 去年は特に、ニュースは不穏な見出しでいっぱいだった。しかし、先日、私は最高に素晴らしい見出しを目にした:「Giant worm’s undersea lair discovered by fossil hunters in Taiwan(巨大な虫の海底の巣穴が化石ハンターによって台湾で発見された)」。

この見出しには好きなところがとてもたくさんある。私はもともと化石に興味を持っているが、それに加えて、この見出しのほとんど全ての言葉が興奮から強い興味、恐怖までの何かを感じさせる。「Giant(巨大な)」は非現実的な感じがして、物語から出てきたような響きだ。「Worm(虫)」は何か気持ち悪いものを想像させる。「Undersea(海底の)」は神秘的な感じがして、「lair(巣穴)」もそうだ。他に巣穴に住んでいるものといえばドラゴンなどがあるので、この語から私はこの巨大な虫が危険なものだろうと思った。「Discovered by fossil hunters(化石ハンターによって発見された)」からは、インディアナ・ジョーンズのような人々が化石を探して異国の地にいるような感じを想像した。「Taiwan(台湾)」には、台湾のどこだろうと思った。

この化石がどこで見つかったのだろうかと思っただけではなく、この見出しは他にも多くの疑問を頭の中にもたらした:この虫はどのくらい大きいのだろう? どんな見た目? 巣穴には何匹で暮していたのだろう? 何を食べていたのだろう? どうやって食べ物をつかまえていたのだろう? この発見は偶然だったのだろうか? この虫は今でも存在する子孫がいるのだろうか? 子孫も巨大? そして最も重要なことには、海に入る時はこれと似た生き物について心配する必要があるのだろうか? 浮かんできた問いに対する答えを見つけるため、この見出しをクリックせずにはいられなかった。

私は生徒たちに英語でニュースを読むときに似たことをするように勧めている。まず見出しを読み、それに興味があるかどうか確認するように提案している。それから、聞きたい質問をいくつか書き出すか、思い浮かべてみる。その後、記事を読み、記事が問いに答えているかを確認する。これは、特に記事が長い場合には、ニュースを読むのにかなり効果的な方法だと思う。

巨大な虫の記事はそのゾクゾクさせる見出しにふさわしく、私は疑問のいくつかに対する答えを見つけた。これらの古代の虫は砂の中に生息していて、―科学者らが推測するには―獲物が近くにいる気配を感じたとき、砂の中から飛び出して、獲物の肉を細かく切り、あごでつかんで、砂の中に戻っていったという。まさしく、悪夢のようなものだ。

残念ながら、似た生き物は今でも海の中で生息している。その体長は10センチ以下から恐るべき3メートルに至るまでさまざまある。この現在生息する虫は、「ボビット虫」など、いくつかの名前で知られている。とりわけこの名前は、ミセス・ボビットという女性が関わる実際にあった事件に由来している。ミセス・ボビットは彼女の夫ミスター・ボビットの身体の一部を切り落とした。この見出しを書いた人は、これを書いたとき、この見出しを書いて面白がっていたに違いない。

これらの捕食性の虫のように、良い見出しはあなたを引き付けて、引き入れる―だが、運良く、それでも命を落とすことはない。

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