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  3. 2021.3.5

Are lab meats our future?培養肉は私たちの未来?

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昨年11月、シンガポールは研究室で培養された鶏肉の販売を承認した世界初の国となってニュースになった。

研究室で培養された鶏肉は、「グッドミート」ブランドで培養肉を販売するカリフォルニアの会社イートジャストによって開発されたものだった。培養肉は1月からシンガポールの会員制クラブで提供されている。メディアのインタビューで、イート・ジャストのジョシュ・テトリックCEOは、同社は他のレストランや「鶏肉を販売するあらゆる場所」に拡大することを検討していると語った。その製品は、2022年後半にスーパーマーケットで販売されると見られる。

今のところ、この製品はクラブ会員しか入手できない。彼らは、メープルシロップ風味のワッフルと辛いソースを添えた培養肉のチキンナゲットと、きゅうりのピクルスとネギとともに中華風の丸いパンに挟んだごま付きの培養鶏肉という2つの創作料理の載った1皿に23シンガポールドル(約1,900円)を支払う。

このクラブへの近寄りがたさを考えると、シンガポールでは培養鶏肉を食べてみる機会のあった人はほとんどいない。しかし、このクラブが近い将来、この料理を市販するようになったとしても、需要はせいぜい微妙だろう。

私の友人たちのほとんどは、研究室で培養された肉に対して懐疑的だ。研究室で動物の筋肉細胞から培養されたものを食べるという考えに気味の悪さを感じるからだ。これと比べて、植物由来の代替肉の方が受け入れやすいだろう。「ビヨンド・ミート」「インポッシブル・バーガー」「オムニミート」「クォーン」といった製品が、地元のスーパーマーケットのほか、レストランやファストフード店の一部で買うことができる。

地球とわれわれの健康のために、肉を食べる量を減らすことは絶対に役立つだろう。しかし、私の知っている多くの人々は、割増料金を植物由来の代替肉か、研究室で培養された肉に払うなら、野菜を食べると言う。

私は「インポッシブル・バーガー」を試してみたことがあるが、同じことを感じた。食感は本物の肉ではない感じではないが、どこか満足しない感じがあった。気持ちの問題かもしれないが、普通のバーガーか自然素材でシンプルに作られた菜食メニューが食べたくなった。

植物由来の食事を取り入れることが環境に良いということに私は疑いがない。気候変動に関する政府間パネルによると、植物由来の食品と持続可能な生産方法で作られた動物性食品を中心にしたバランスの取れた食事は「適応と軽減に大きな機会をもたらしつつ、人間の健康という面でも著しい副効果もある」という。

味はさておき、私は研究室で培養された肉と植物由来の代替肉が本当によりよい代用品なのかということについて疑いを持っている。これらの製品は、先端技術に頼っていて、もしかすると費用のかさむ研究室での開発や製造工程にも依存しており、その全てはかなりの二酸化炭素排出につながるだろう。持続可能性のためには、おそらく、私たちは本物の植物性食品をもっと多く食べることを重視できる。もし肉を食べなければならないのなら、環境への影響の少ない飼育方法を採用している農場で生産された肉を選ぶこともできる。研究室で培養された肉や植物由来の代替肉だけが選択肢ではないのだ。

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