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  3. 2021.3.26

1,000 runs1,000回のランニング

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2月末、私は使っているランニングアプリで、1,000回目のランニングを記録した。ランニング1,000回。これはかなりの節目だ。

これは全て、イギリスに住んでいたときに始まった。私の職場の仲間の1人が、仕事の前に走ることにした。彼女はランニングの後、弾むようにして職場に入って来た。彼女の熱意とエネルギーを見て、私はランニングに挑戦してみる気になった。それ以来、私のランニングに対するモチベーションは健康とフィットネスのためが30%、観光のためが70%だ。

ほとんどの人々にとって、観光と言えば、有名な場所へ行ってその写真を撮ることが思い浮かぶだろう。これは、「site-seeing(場所を見ること)」に改名されるべきだと思う。ただある場所へ行くだけだ。日本語の「観光」という2つの漢字は、「観察する」と「光るもの」という意味だ。私のバージョンの「カンコウ」は、「観察する」の漢字の「観」を「喜び」を表す漢字に置き換え、「歓光」になる。かわいい犬でも、私に手を振る別のランナーでも、朗らかに「おはよう!」とあいさつしてくれる笑顔のおばあさんでも、私が一気にスピードを上げるときに「がんばれ!」と言って応援してくれる高齢の夫婦でも、走っているといつも喜ばしいことがある。

旅行するときは、訪れる場所と見ているものを結びつけるのが好きだ。台北では、有名な公園の1つを走っていると、太極拳を練習している80代の人のグループを見掛けた。ぼーっとしていて、ズンバ(ダンス系のエクササイズの一種)のように見えるものをしていた元気なおばさんのグループの中を通って走ってしまった。大阪の友人のところを訪れていたときには、ある朝、大阪城公園の周りを走っていた。肌寒い気温にも関わらず、上半身裸の男性が頭を空に向かってわずかに傾けて噴水の1つの横に真っすぐに立っているのを見掛けた。彼は大声で詩のように聞こえるものを日本語で暗唱し始めた。

私のランニングは、もちろん、いつもうれしいことであふれていたわけではない。オーストラリアのメルボルンではやや人けのないエリアで8キロのランニングをスタートすると、つまづいて転んでしまった。体の左側をひどく擦りむいてしまったが、まわりに助けを求められる人は誰もいなかった。けがは見た目ほどひどくないと判断し、最後まで走った。そのランニング中はほとんどずっと痛みがあったが、素晴らしい自然も目にした。

この1,000回のランニングを通じて、私はさまざまな動物、珍しい光景、美しい風景を見てきた。「Sam」という文字を書くルートをただの楽しみで走ったこともある。そして確実に、自分について、また私の周りの人々や場所について多くを学んだ。

これからの私のランニングでどんな光景や喜びが現れるかは分からない。何が待っていようとも、私はそれが楽しみだ。次のランニング1,000回を祝して乾杯!

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