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  3. 2021.4.2

The mysteries of sleep睡眠の不思議

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私は本物の不眠症患者には当てはまらないが、不眠に興味を持つようになるくらい眠れない夜を経験してきた。睡眠は、立ち止まって考えてみると、実に不思議なテーマだ。私たちのほとんどは人生のおよそ3分の1の時間を眠っている。私たちは眠らなければならないが、なぜだろうか?

どうやら、はっきりした答えはまだないようだが、世界中でたくさんの研究が行なわれている。念のため言っておくが、眠っているときに発生する夢はまた別の研究領域だ。

私たちは眠らずに長い間動くことができないと知っているが、それでも謎が残る――そこで研究も続いている。毎日新しい出来事を経験するにつれて、私たちの脳細胞は脳内の他の部分との新しいつながりを形成する。睡眠に関する研究で、私たちが眠っているときに、重要なつながりが強化され、小さく重要ではないつながりは消去されることが分かっている。睡眠は掃除のようなもので、脳のメンテナンスの一種のようだ。ラットの脳には、主に睡眠中に不要なものを除去する極小の接続網があることを研究者たちは発見した。

科学者たちは、睡眠パターンが人間の進化で何らかの役割を果たしたと考えている。初期の類人猿と原始人は天敵を避けるために樹上で眠っていたため、睡眠は落ち着かないものだった。彼らが進化し、より保護されていて安定した眠る場所を見つけて使い始めると、彼らの睡眠は深く長くなっていった。これによって改善された睡眠が、脳の機能を高め、知能を高めることにつながったと研究者たちは考えている。最終的に、洞窟と人間の部族が睡眠の持続時間と質を高めた。このことが今度は原始人の知性を類人猿よりも高め、原始人の方が学習や社交、洞窟と部族を守ることにかけられる自由な時間を持つようになった。

私たちは十分に睡眠を取らなかった場合、どうなるのだろうか? 睡眠時間の損失については対立する意見がある。

睡眠時間の損失が、肥満、糖尿病、うつ病、平均余命の減少と関連を持つと考える派もある。

ハーバード大学医学部のCharles Czeisler教授は、携帯電話やベッドに入って読まれる電子書籍といった現代的な機器、それからナッツやチーズ、ベーコン、赤ワインといった食品も、夜眠れなくなる原因になるとしている。

しかし、イギリスのラフバラー大学で睡眠を研究するJames Horne氏は、こうした研究報告は「人を不安に陥れるもの」であり、8時間以下の睡眠でも健康を保つことができる――祖父母の世代でも同じことが言えたと考えている。

「われわれの平均睡眠時間の減少は過去50年の間で10分に以下だ。睡眠時間が短いことに起因する肥満と肥満が引き起こす健康上の問題は、睡眠時間が5時間前後のわずかの人にしか見られず、体重の増加はわずか―年間1.5キロ―で、これは、日に1時間かそこら睡眠時間を増やすよりも、食生活の改善と、日常的に早足で15分歩くことによって正すことができる」。

私の評決:分からない! だけど、私はたぶん、このことを考えるせいで睡眠時間をいくらか失うだろう。

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