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  3. 2021.4.23

Welcome to springようこそ春

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この文章を書いているとき、太陽は輝き、桜は満開で、私の傍らにはキンキンに冷えたビールがある。

疑いなく、春がやってきた。

カナダで育ち、いつも春は1年の中で大好きな時期だ。気温がマイナス10℃以下になる月を長く過ごした人なら誰だって、きっと同じように感じるだろう。この時期、カナダの人々が冬眠から覚め、パーカーではなく薄手のセーターを身に着け、極寒の冬を乗り切ったことを近所の人々と祝い合う。唯一のマイナス面は、春はアイスホッケーのシーズンが終わりに近づいているということを意味することだ。

春は特別な時期だが、日本の多くの人々がこの季節の移り変わりに抱いていると思われるワクワク感とは別物だ。

正直に言うと、日本に引っ越してきたばかりの頃は、この国の四季についてみんながとても楽しみにしているのがなぜなのか、理解するのに苦労した。実は、日本文化のこの部分はたくさんの外国人を驚かせ、意表を突いていると思う。

カナダにも4つの区別できる季節はあり、冬が終わりを迎えるときは喜ぶ以外に、それについてあまりよく考えていたようには思わない。なので、なぜ誰もが日本の四季について、それがとても独特であるかのように話すのか不思議に思っていた。その上、カナダと比べて、東京の冬は本当の冬のような感じが全くしない。私は今年、冬物のジャケットを倉庫から出すことすらしなかった!

ここに住んで3年以上が経った今、この騒ぎが一体何なのかがようやく分かってきた。

まず第一に、ここでは季節の1つ1つが均一に3ヵ月ずつであることのよさが本当によく分かる。これは、カナダの5ヵ月に及ぶ冬からの歓迎できる変化だ!

しかし、気候よりさらに私は、季節の移り変わりに伴う自然がもたらす喜びと、人間が作った喜びの全てさえも楽しむようになった。

桜の花も、紅葉も、セミの声も、日本の四季の光景、音、味わいでさえ、全てが前の季節の思い出を呼び起こしてくれるように思える。花見の宴会から、美しい秋のハイキングに至るまで、私は今、このはっきりとした四季が私たちに、長く続く新しい思い出を作り、昔の経験を思い出せるように助けていると確信している。

私は、季節に合わせた商品やパッケージを通じて企業がこれをいかにうまく活用しているかにも感銘を受けている。コンビニエンスストアの棚で桜をモチーフにした缶のビールを最初に見つけたり、おでんの機械が置かれるのを最初に発見したときは、いつもわくわくする。彼らのマーケティングチームは昇給に値する!

もちろん、他の国でも季節の移り変わりを祝っているが、多分、熱心さのレベルはこれと同じではないだろう。

さて、失礼ながら、私はお腹が空いてきた。

冷やし中華にはまだ早過ぎるだろうか?

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