1. ホーム
  2. 記事全訳
  3. 2021.7.16

Uncertainty and communication不確かさとコミュニケーション

このページを印刷する

私は今、家を売却して、引っ越しをしようとしているところだ。私の家はほとんどすぐに売れたが、購入者の気が変わったので再び売りに出している。購入がキャンセルになったのを知る前に、私は新しい家を早まって買ってしまった。今、2つの家を所有しているという立場にあり、古い家を早く売る必要が切にある。購入する可能性のある人がたくさん来たが、彼らと再び会うことはなかった。彼らは購入を検討しているのだろうかと私は考え込んだ。彼らはめったに、関心があるのかどうかをわざわざ伝えることがない。不動産仲介業者が人に家を見せに来ても、肯定的か否定的か返事をくれることはあまりない。私はこれによって、来る日も来る日も不確かな状態に置かれる。その不確かさで私は疲れ果てる。

そうしたストレスに他の人たちよりもうまく対処する人もいるのは事実だが、不確かなことは誰にとっても強烈な不安感であるように私には思える。株式市場が下落すると、投資家はパニックになって株を売り、アナリストは最近の出来事について「不確かさ」を原因として挙げる。

しかし、人々の間でコミュニケーションが成立していると、不安感は軽減される。人の頭は知るのが好きだ。世界で起こっていることをコントロールする力は私たちにはあまりないかもしれないが、コミュニケーションは安心をもたらす。知っていると思うと、コントロールする力があるように思える。もし、あなたの10代の子どもが家の車で出かけて遅く帰ってきたら、あなたは心配する。だが、もし子どもがあなたに電話を1本くれれば、安心できる。コミュニケーションは役に立つ!

誰かが「どちらにしても教えて!」と言うのをあなたは何度聞いただろう。私たちは皆、悪い知らせでも何も知らせがないよりはましだと知っている。知っておくことで人は物事を「把握」できる。

職場では、どの業界で働いているとしても、上司や同僚と効果的にコミュニケーションを取る能力が極めて重要だ。デジタル時代の労働者は、直接でも、電話やEメール、ソーシャルメディアでも、効果的にメッセージを伝えたり受け取ったりする方法を知っておかなければならない。伝えるのが上手な―ミスをした、あるいは時間通りに業務が終わらなかったと―従業員は、嘘をついたり、そうした情報を隠そうとしたりする人よりも、結局は好まれ、尊敬されると分かるだろう。

人間関係や結婚において、目下の個人的な問題を話し合う目的での「家族会議」と「デート・ナイト」には長い歴史がある。人は交流する努力をするべきだ―それが友情のためでも、安心のためでも、サポートのためでも、明確にするためでも、愛のためでも、よいコミュニケーションは人々に確かさをもたらす。人々にコミュニケーションを取る気がなかったら、人類は自分のありのままの姿で、自分の考えだけで、居心地の悪い不確かさの中で生きていることだろう。

私の家はいずれ売れるだろう。誰かが、遅かれ早かれ、「契約します」と言ってくるだろう。そして私はとても安心するだろう!

英文記事を見る

70th記念サイト 大喜利コンテスト

Alpha創刊70周年サイトにて「英語で一言!画像大喜利コンテスト」開催中!

学校・企業向け団体利用ついて 詳しくはこちら

定期購読申込み定期購読申込み無料試読申込み無料試読申込み

Alpha Online ログイン

初回ログインの手順はこちらをご確認ください。

ID・PW・Passコードをお持ちの方

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードをお忘れですか?

Alpha Passコード

※Fujisan以外でご購読の方は初回にメルマガ会員登録を行い、ログイン時にID・パスワード・Passコードの入力が必要です。

Passコードとは?

紙面2面の下部に記載され、毎月更新されます。

メルマガ会員へのご登録
※新聞を購読していなくても登録できます

メルマガ会員になると、毎週の見どころを紹介するメルマガが届くほか、Alpha Onlineの英文記事を月5本までお読みいただけます。

メルマガ会員登録

※Fujisanマガジンサービスの提携サイトにてご登録となります

閉じる

定期購読申込み無料試読申込み

定期購読申込み無料試読申込み