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  3. 2021.7.23

Three’s a crowd3人は集団

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シンガポールでは最近、不必要になった問い掛けがある。

しばらく前は、それは「こちらでお召し上がりですか、それともお持ち帰りですか?」だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター感染とコミュニティーにおける感染の急増で、政府は約1ヵ月間、店内での飲食を禁止にした。飲食店は営業を続けることができたが、宅配か持ち帰りでのみだった。

最近、店内での飲食の再開がようやく許可された。しかし、1人でもしくは2人組でしか外食ができない。

新しい規制によると、同じ世帯ではない2人よりも多い人数では、飲食店で共に食事をとることが許されない。

友人同士の大人数のグループは、2人組に分かれて同じ飲食店の複数のテーブルを複数の予約でとることで、この規則を回避したくなるかもしれない。しかし、政府はそれは許可されないと述べている。この規則は予約なしの顧客にも適用される。

同一世帯の人たちは例外となる。一緒に住んでいれば一緒に外食することができる。しかし、同一世帯であることを明確にしなければならない。

この規則は理論上は分かりやすいかもしれないが、現実には、細部に落とし穴が潜んでいる。例えば、どうやって同じ世帯の人物であることを証明するのか?1つの方法は、国の身分証明カードを飲食店のスタッフに見せることだ。私たちの身分証明カードには居住地の住所が明記されている。

例えば親2人と子どもたちという4人家族だったら一緒に座ることができるのだろうか?何せ彼らが同じ世帯であることは極めて明確だろう。どうやら違うようだ。1つには、レストランや飲食店はテーブルと座席を1人および/あるいは2人組用だけに構成し直している。この規則はまた、同じ世帯の人であっても1テーブルにつき2人までという上限には従わなければならないとしている。

実は、他のテーブルの人が他人であっても、同じ世帯の人であっても、私たちは複数のテーブルをまたいで交流することすら許されていない。

このことは結果的に気まずい状況をもたらしている。夫と2人の幼い子どもと出掛けた友人は、2つの分かれたテーブルに座らなければならなかった―そしてスタッフからそれぞれのペアはお互いに話をすることはできず、もちろん食べ物を分け合うことはできないと告げられた。それで、各テーブルには大人1人と子ども1人で座り、別々に注文をしなければならなかった。

ありがたいことに、政府はすでに食事の人数の上限を増やすことについて議論している。本稿を読むころには、シンガポールの人たちは5人以下の集団で外食することが許されているかもしれない。このことは、ワクチンプログラムと、リスクの高い環境に置かれている労働者の定期的な検査の強化と並行して行なわれている。当たり前に思われていがことが贅沢になっていて、もうすぐ「存分に楽しむ」ことができるようになることを願うしかない。

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