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  3. 2021.10.8

Asians come to Hollywoodアジア人俳優、ハリウッドへ

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「映画の間中泣きそうだった」と友人が最近話していた。彼女が見たのはアクション映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』だったので驚いた。

中国人の母とアメリカ人の父がいる私の友人は、なぜその映画に感動したのかを説明してくれた。「大きなスクリーンに私のような人を目にするなんて予想もしていなかったの。2つの言語を切り替えて2つの文化のどちらにも属する人たちを。しかもなんとスーパーヒーローの映画で!」

『シャン・チー』はマーベル初のアジア人が主役の映画だ。主人公はサンフランシスコへ引っ越してきた中国人男性だ。英語と標準中国語の両方で会話が成り立っているだけではなく、その配役には、2つ以上の文化が混ざったルーツもしくは育ちのアジア人が比較的多く含まれる。例えば、主演俳優のシム・リウは中国で生まれ、5歳のときにカナダへ引っ越した。オークワフィナはニューヨークで中国系アメリカ人の父親と韓国人の母親の元に生まれた。ファラ・チェンは中国で生まれ育ち、14歳でアメリカに移住した香港の女優だ。

映画を見た後、私は友人が言っていたことに共感できた。アメリカ英語で非アジア系の人がアジア人の登場人物を演じるのに慣れて育ったので、ハリウッドの大ヒット映画でアジア人俳優がアジア人の登場人物を演じ、アジアの言語を話しているのを見るのは少し夢のような感じがした。

映画の登場人物と同じように、多くのシンガポール人は日常生活で2つまたは3つの言語を使う。私たちは職場では英語を話したり、友人たちとは英語、標準中国語、マレー語を混ぜて使うことがある。家族同士では意識すらせずに複数の言語や方言を切り替えて話だろう。

ゆえに、「出身はどちらですか?」という質問に対する私たちの答えは単純ではないことも多い。国籍を答えればいいのだろうか?生まれた国のこと?人種?例えば、私は民族的には中国人で、シンガポールで生まれ育った。中国の新年や中秋節など中国の祭りを祝うが、曾祖父母の出身国に属しているという感覚は全くない。英語の詩には中国の慣用句と同じくらい親しみを感じ、東南アジアの味は多くの中華料理よりもほっとする。

複雑な家系を持つ個人にとって、状況はさらに複雑だ。友人の経験では、彼女は時々、2つの文化の間にある違いに折り合いをつけるのが難しいと思うことがあるという。よく彼女は、どこにも本当は属していないような感じがするそうだ。しかし、彼女の不安感の源は強さと立ち直る力の宝庫だと私は思う。確かに、私たちが引き出せる文化が多様であればあるほど、私たちはさらに多くの視点を享受できる―そしてそれは違いと微妙な差異をもっと受け入れることも教えてくれる。

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