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  3. 2021.10.29

Wombat Dayウォンバット・デー

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10月22日はウォンバット・デーだった。私は、私の大好きな動物の1つについて書く機会を待っていて、そのときがついにやってきたと思う。

友人とオーストラリアのタスマニア島をめぐるドライブ旅行をするまでは、ウォンバットについてあまり考えたことがなかった。オーストラリアは数多くの危険な生き物で知られているが、私たちは、特に動物保護区域を訪れたとき、たくさんのもっと人懐こい生き物たちに出会った。

自由に歩き回っていたカンガルーに餌をあげたのはそこでだった。カンガルーたちは優しく私たちの手を取って、手のひらから食べ物をかじって食べた。その保護区には、ベンと呼ばれる若い、最近親を失ったウォンバットも住んでいた。彼の飼育係は、ベンはかわいくて抱きしめたくなるほど愛らしく見えても、まだ野生で何をしでかすか分からない動物だと言った。その飼育係は続けて、ウォンバットについていくつか面白い事実を私たちに共有してくれて、その事実のおかげで私はウォンバットの一生のファンになった。

オーストラリアにいるたくさんの動物は、最高にかわいい見た目の動物でさえ、脅威にさらされると多大な痛みを起こす能力がある。これは爪の毒や、どう猛な歯によって可能となる。ウォンバットの場合は、天敵に忘れることはないであろう頭痛を与えることができる。追いかけられると、ウォンバットは隠れ穴か穴のようなものに飛び入る。天敵はウォンバットが追い詰めたと思い、穴に頭を突っ込むだろう。ウォンバットが秘密の力を解き放つのはそのときだ―ウォンバットの「尻」だ。ウォンバットは信じられないほど丈夫で筋肉質な尻をしている。隠れ穴に閉じ込められているとき、ウォンバットは天敵が穴の中に頭を突き出せるようにする。すると、ウォンバットは尻で繰り返し天敵の頭を穴の天井に強く打ち付ける。とてもかわいいが、それでもとても凶暴だ。私はこのことを聞いたとき、感嘆して口を大きくぽかんと開けて友人の方を見た。このふわふわの生き物にたちまち畏敬の念を抱いた。

ボノロング野生動物保護区には他にも興味深い物語のある興味深い生き物がたくさんいる。動物たちは全て救出されて、再び野生に帰すことができるくらい十分に元気になるまで、訓練を受けている。野生で生き延びられそうにない動物たちはこの保護区に恒久的なすみかを与えられる。私たちは、1羽のフクロウだと思ったほど互いにとても近づいて眠っている2羽の小さなフクロウを見た。どうやら、安全を感じるためにお互いに一緒にいる必要があり、離れ離れでいるところはめったに見られないようだ。

私は、ボノロング野生動物保護区のような保護区が世界にはもっと多く必要だと思う。動物園や、もっとひどいものではアニマルカフェは、どちらかと言えば人々を楽しませるためのものだ。保護区の目的は、動物たちが野生に帰るのを手助けすることと、こうした動物たちを私たちがなぜ世話をすべきなのかを人間に教えることだ。ボノロングでの体験は目を見開くようなもので、今や私にとっては毎日がウォンバット・デーだ。

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