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  3. 2022.1.28

Rain or shine?雨か晴れか?

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あなたは毎日天気予報を確認するだろうか?

私がこの習慣を身に付けたのは日本に住んでいたときのことだったが、シンガポールに戻ってきてからは滅多に天気予報を見ない。そもそも、シンガポールの天気はそれほど変化しない。赤道に近い国では、高温多湿が年間を通じてかなりずっと続く。私たちは地震や熱帯低気圧といった自然災害からも比較的守られている。

私たちが守られていないのは、突然のにわか雨と小規模の雷雨だ。平均して、シンガポールは年に約170日、雷雨の日があり、雷の発生率は世界で最高レベルだ。屋外で働いている人々にとっては、雷雨の予報とリアルタイムでの雷のリスクの警報は、命を守るために必要不可欠だ。そうした人たち以外のわれわれにとっては、傘を必ず持ち歩くようにするだけでいい。

もちろん、例えば、ビーチでのピクニックや動物園への遠足など、特定の活動を計画する前には天気予報を確認しようとする。しかし、天気予報がいつも正確なわけではないと言う人も多い。海外に住んだことのある人は不思議に思う傾向がある:シンガポールの天気予報は外国の天気予報ほど正確でないように思えるのはなぜなのか?と。

一般的な認識に反して、熱帯地方の天気を予想するのは、実は比較的困難なのだ。海に囲まれた小さな島国のシンガポールは、大量の太陽熱と湿気、大気の不安定性にさらされている―この全てが雨や雷雨の主な要素になる。

さらに、シンガポールの雷雨はもともと一時的な傾向がある。ある気象学者が私に最近説明してくれたように、シンガポールの雨雲は極めて局地的になることがある。この小さなシンガポールで、ある地域では雨が降っていても、他の地域では同じときに晴れているということがよくあるのだ。

さらに物事を複雑にするのが、熱帯地方の風は弱いことが多いということだ。そのため、風の状況のわずかな変化でさえも、雨がシンガポール内で降るか、外で降るかの違いをもたらしうる。

中緯度に位置する国々は、気象系が私たちの国とは大幅に異なる。天気のバリエーションは大きくなるが、数百キロに広がるより広範囲の気象系によってもたらされることが多く、数日先まで追跡できる。熱帯地方では、雨雲は幅わずか数キロということもある。そうした雨雲は頭上で急速に発達した後、同じくらい速く消失することもある。

残念ながら、シンガポールで大雨と洪水は近年、よく起こるようになってきた。気候変動と異常気象への意識が高まり、シンガポールのより多くの人々が天気予報をもっと定期的に確認するようになるかもしれないとも思う。どこに住んでいるかにかかわらず、天気予報と気象データは私たちの日常生活においてますます重要性を増していくだろう。

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