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  3. 2022.3.11

Which English do you speak?どの英語を話す?

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「スコットランド人、南アフリカ人、オーストラリア人、アメリカ人がバーへやって来る…そして誰もお互いを理解することができない」。

これは悪い冗談だが、私はこれが実際に起きたのを見たことがある。英語は広く話されている言語だが、地域差により、異なる土地から来た英語母語話者たちが互いを理解し合うのが難しくなる場合がある。

1世紀近く前、劇作家のジョージ・バーナード・ショーは「共通の言語によって分断された2つの国」としてイギリスとアメリカに言及した。

イギリスのスラングと地域による訛りは、われわれ他の国にいる者をよく混乱させるが、アメリカ人の場合は特にそうだ。イギリスの植民地帝国にいた他の人々のように、カナダ人はイギリス英語を理解するのに比較的苦労しないように見える。しかし今では、アメリカの大衆文化の世界的な成功に伴い、アメリカ英語が至るところにある。

ショーは、イギリス人の話し方における地域別、階級別の違いに関するちょっとした専門家だった。それは彼の劇『ピグマリオン』の基礎となっていて、この作品はミュージカル『マイ・フェア・レディ』になった。この中で、ある言語学者が、街角で花を売っているロンドンの貧しい少女に上流階級のような話し方を教えることによって、彼女を上流階級の淑女に変えられるということをめぐって賭けをした。

十分な教育を受けた英語母語話者は、ある種「標準的な」英語を話す可能性が高く、ラジオや映画、テレビが広がるにつれて、私たちはゆっくりと皆同じように話すようになり始めている。

しかし、さまざまな専門分野における専門用語の使用は、英語母語話者にとってさえ問題となり得る。法的な契約書や医学分野、複雑な金融文書、学術論文で使われている英語を理解するのにはほとんどの人が苦労する。その理由は、これら全ての分野には曖昧な表現の余地がない、かなり特殊な言葉遣いを必要とするからというのも一部にある。ほとんどの仕事の半分は――弁護士から銀行員、配管工、トラック運転手に至るまで――関連する語彙を覚えることだと言われてきた。

数億人の人々が英語を話すが、私たちは皆、たやすく互いを理解し合うことはない。カナダ英語の表現「keep your stick on the ice」――アイスホッケーから来ていて、「準備しておけ」という意味――は、温暖な気候から来た人を困惑させるだろう。私のオーストラリア人の友人の1人が、「come over in the arvo and we’ll throw some snags on the barbie, but don’t bring your mate Dave, he’s a bogan」と私を誘ったら、ほとんどのカナダ人は困惑して頭をかくだろう。(翻訳するとこうだ:「午後にうちに来て、バーベキューでソーセージを料理しよう。でも、君の友だちのデイヴは連れてこないで。彼はマナーが悪いから(あるいは頭が悪いから)」。

だから、私が流ちょうに話す唯一の言語は英語だが、私は実は多言語を使いこなす人だと思うのが好きだ。

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