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  3. 2022.5.13

The eye of Urraca Mesaウラカ・メサの目

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私の住むニューメキシコ州は伝説であふれている。

私のお気に入りの話の1つは、フィルモント・ボーイスカウト・キャンプにまつわるものだ。シマロン村の北に位置するこのキャンプは、この土地が1937年に裕福な石油王ウェイト・フィリップス氏からボーイスカウトアメリカ連盟へ贈られたものだったので、このあたりではかなり有名だ。フィルモント・スカウト・ランチは、起伏に富んだ自然に囲まれた214平方マイル(554平方キロメートル)に広がっている。

しかし、その歴史の下には、もっと不吉な物語がある。この土地は、恐ろしく、長い歴史を持つ景観の良い眺望ウラカ・メサを含んでいる。アナサジと呼ばれる古代プエブロ人がこの地域にかつて住んでいて、その後、アパッチ族、ナバホ族、ユト族が暮らし、それからヨーロッパ人が住むようになった、あるときには、ここはサンタフェ・トレイルの停留所だった。南北戦争後、ここは探鉱の野営地になり、その後、牛の牧場になった。だが、これらの全てのコミュニティーが消え去り、その後、奇妙な言い伝えが残っている。

ウラカ・メサの北部は人間の頭蓋骨に似ていると言われる。この地域に最近移住してきたアメリカ先住民たちは、現代の呪術医が邪悪なスピリットの元をたどってメサに行きついたと主張する。彼が地元のペトログリフを研究したところによると、先住民の部族の古代のシャーマンと闇の勢力とのそこでの戦いが示されているという。それはとても暴力的で、地獄の門を開き、その頭蓋骨の「目」の中に入り口を開いた。そのシャーマンは、邪悪なスピリットをだまし、この目の入り口を閉じた。彼は、入り口を開くことができると信じられているカササギを追い払うため、猫のトーテムをメサ中に置いた。この伝説によると、猫のトーテム全てが破壊されれば、扉が開き、邪悪なスピリットが逃げるという。ウラカ・メサにはもともとあったトーテムのうち、合計で2体しか残っていない。

メサでは変わったことがたくさん起こってきた。ここはニューメキシコ州の他のどこよりも落雷が多い。方位磁針がいつも機能するわけではないので、多くのボーイスカウトが道に迷ったことがある。こうした現象は、もともと磁力を持つ磁鉄鉱の埋蔵量が多いことでも説明できるかもしれない。しかし、他の報告については説明できない。人々は空に青い光を見たり、声を聞いたりしている。あるケースでは、夜に目の近くを歩いていたボーイスカウトが物音を聞いた。彼が振り返ると、肌の色が濃くて髪の毛がない人物が彼を見つめているのを目にした。そのボーイスカウトは山道を駆け下りたが、途中で、立ち止まり後ろを見上げた。青い光の中に輝く別の人物が、そこに立っていた。別の伝説では、暗黒界の入り口が必ず固く閉ざされているように、シャーマンがメサを見張っていると言われている。

私はこのうちのいくつかを自分の目で見てみたい。でも、ウラカ・メサは私有地でボーイスカウトにしか立ち入りが許されていない。このキャンプは、子どもや10代の若者向けに、ハイキング、キャンプ、ボーイスカウト探検を提供して、今日まで栄えている。トレッキングの価格は1,000ドル(12万5,000ドル)からだ。

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