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  3. 2023.3.24

A taste of homeふるさとの味

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これからの人生ずっと、1つの国の食べ物しか食べることができないと仮定してみよう。

あなたはどの国を選ぶだろうか?

世界中の人々に尋ねてみるとしたら、ものすごくさまざまな答えが返ってくるだろう。きっと、イタリア、フランス、スペインが人気の選択肢になり、日本、中国、アメリカもそうだろう。スパイシーな食べ物が好きな人はインド、タイ、韓国を選ぶかもしれない。

私のふるさとカナダを選ぶ人はかなり少ないだろう。

そう、私たちはメイプルシロップで有名だ。しかし、それ以上に、カナダ料理と私が呼ぶもののほとんどは、アメリカで見かける食べ物と似ているか、海外ではあまり人気がないかのどちらかだ。悲しいことに、夕食に何を食べたいかを決めるとき、「カナダの料理を注文しよう」と言う人はいない。

私にとっては、そのために、ふるさとを本当に思い出させる料理を見つけるのが少し難しい。

だから、「スライシーズ」という名のカナダ料理のバーとレストランが大阪にあるのを見つけたときの私の驚きを想像してみてほしい。

「スライシーズ」はピザを専門に扱い、ハワイアンピザなど、カナダのレストランでよく見かけるさまざまなメニューがある。おかしな話だが、パイナップルとベーコンの乗ったピザはカナダで生み出された―カナダ人が作った食べ物でさえも他の地域を思い起こさせるというわけだ。

しかし、カナダスタイルのピザは美味しかったが、私の関心を捉えたのはそれではなかった。

プーティンを食べるために私はそこにいた。

カナダに郷土料理があるとしたら、それはほぼ確実にプーティンだろう。フレッシュチーズと熱いグレービーソースのかかったフライドポテトだ。それは1950年代にケベック―カナダの中のフランス語圏―で生まれ、その後、他の国々やアメリカ北部に広がった。

みなさんにも多分お分かりの通り、これはみなさんの定番料理におすすめするような健康的な料理ではない。

材料は3つだけだが、うまく作るのが難しい料理だ。

本格的なプーティンには、外側はカリカリで中はふわふわの中ぐらいの太さのフライドポテトが必要だ。グレービーソースはかなり軽めで、たいていは牛肉か鶏肉のだしで作られる。

しかし、本当に難しいのはチーズカードだ。

チーズカードはフレッシュさをキープするのが難しいので、チーズ工場を簡単に利用できないレストランでは、よくモッツァレラチーズを使ってプーティンを作る―おいしいが、本物のプーティンではない。

私は日本に引っ越してきてから、日本のわずかな場所でプーティンをメニューに見つけたが、カナダのものとは違っていた。しかし、「スライシーズ」のプーティンにはうれしい驚きを味わった。

2019年以降、カナダに行くことができなかったので、故郷の味を少しでも見つけることができて、とてもワクワクした。

今夜について? イタリア料理を注文しようと思う。

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