1月が終わろうとしている中で、私たちの多くは、新年の抱負がどのくらい進んでいるかを考える。年の始めは、新しい一章のように感じられることが多く、野心的な目標を立てたり、大きな変化を約束したりするタイミングだ。世界中の人が新年の抱負を立てるが、カレンダーにある1つの日付が、私たちが暮らしを改善し始める理想的な瞬間としてとらえられていることを私はいつも不思議に思っていた。
振り返ると、私はそれなりの数の新年の抱負―実は、数えきれないほどの―を立てて、その大半は数日で挫折して、ときには数時間で挫折したこともあった。それがチョコレートを断つことであろうと、もっと運動をすることであろうと、新しいスキルを身につけることであろうと、最初の熱心さは古い習慣によく負けてきた。新年の抱負は、約束にもかかわらず、変化するための真の決意というよりもむしろつかの間の宣言のような感じがすることもある。
とはいえ、一年の最初は―またはあらゆる振り返りの瞬間は―それでも、有意義な目標を設定する重要な機会になりうる。ある一つの日付の象徴的な重みに頼るのではなく、持続する習慣を生み出すための計画と決意をもって、よく考えて変化にアプローチすることが鍵だ。結局のところ、真の変化は大げさな約束から生じるのではない;それは不断の努力から生じるものだ。
例えば、減量するという典型的な抱負を見てみよう。それを抽象的な目標として考えるのではなく、もっと効果的なアプローチについて考えてみよう。現実的で一歩ずつの計画を書き出してみよう。実行可能な運動の日課を設け、毎日実行することができる食習慣を選び、時間の経過に伴って進捗を確認しよう。小さな、達成可能な一歩一歩に焦点を当てることで、自然にライフスタイルの一部になる習慣を構築していく。
結果にフォーカスするのではなく、過程にフォーカスすることに思考を切り替えることも役立つ。例えば、減量は体重計の上で特定の数字を達成することだけではない;それは、健康でアクティブなライフスタイルを構築することだ。1ヵ月間運動することを達成できたことや、毎日よりよい食事を選択できたことなど、小さな勝利を祝おう。こうした小さな勝利は、勢いを生み出し、進んでいくにつれてさらなる改善のための構成要素になる。
結局のところ、新年の抱負が失敗に終わるのは、それらが漠然とし過ぎているか、野心的すぎるからであることが多い。あるいは、自分が個人的にやる気があってではなく、外部からの圧力を感じて、新年の抱負を立てるときもあるだろう。特別な日に抱負を立てるのではなく、自分の価値観と願望に合った良い習慣を構築することに集中しよう。一年の始めでも、月末でも、あるいは今日であっても、自分をよりよくしていくことを約束するのに最適なタイミングは、いつでも自分が最初の一歩を踏み出して、それを貫く準備ができたときだ。
もしあなたが、新年の抱負を守れなかったとしても、まだ遅くはない。今こそが、その目標をより意味のある、持続可能なものに再構築する時かもしれない。