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Do’s and don’ts in Japan

February 7, 2025

日本でのエチケットとして重要なふるまいにはどんなものがあるだろうか?

初めて日本を旅行する友人が最近、こう聞いてきた。私は困惑した。最終的に私は彼にこう言って安心させた:「大丈夫! どっちみち、あなたは公共の場で大声で話さないし。電車に乗っているときに通話しなければいいぐらいじゃない?」

彼は納得しなかった。「日本特有の、やっていいこととだめなこと、というのがあるはずだろう?」

よく考えた後、私はいくつか提案をした。例えば、座席を倒す前に後ろの人に「すみません」と言う、あるいは、できれば座席を全く倒さないほうがなお良いということなどだ。それから、私なら、他の買い物客とその人がじっくり見ている店のディスプレイの間をどうしても通るしかないときは、「すみません」と言うということなど。

友人は笑って、「気付いていないかもしれないけど、あなたは日本に住んでから特定の行動特性を身に付けているよ」と言った。

私はこのことについてじっくり考えた。京都で過ごした3年間から、10年以上が経つが、それでも今なお「あなたは日本人だと思った!」といったことを、日本人からもシンガポール人からも言われる。

自分がこのことについてどのように感じているのか、私はよく分からない。最初にシンガポールに戻ってきたと頃、私は上司に、他の人が話しているときにうなずきすぎていると言われた。彼女はそれを気が散ると感じたそうだ。私は受け止めの一種として「はい」と言いたくなる衝動をうまく抑えられたが、うなずくことはどうやら無意識だったようだ。

私の上司はまた、私が何もミスをしていないのなら、ごめんなさいと言うのを避けるようにとリマインドしてきた。彼女は、私のメールとチャットが他の人たちに不便をかけたことに対する謝罪がちりばめられていることに気が付いた。「あなたはただ自分の仕事をしているだけだ。何か誤ったことをしていない限り、謝ることは何もない」。

彼女は、私が礼儀正しくしているということは分かっているのだと説明した。しかし彼女は、私がごめんなさいと言うことで、私自身がどうにもできない物事についても私が不必要にとがめられる結果になるかもしれないと心配していた。

それ以来、私はうなずくことと謝ることについてもっと注意しようとしてきた。それは思っていたよりも難しく、会話中に頭を動かさずにいるのに苦労している自分がいる。

私にとって比較的簡単なことはこれだ:謝罪を感謝に言い換えること。「お時間を取ってすみません」という代わりに、「このためにお時間を取ってくださって、ありがとうございます」と言うようにしている。

そして、食事の前と後に「いただきます」と「ごちそうさま」を言う習慣も続けてきた。今あるものに意識を向けて感謝することを思い出させてくれるのがいい。家に帰ったら、聞いている人がいてもいなくても、「ただいま」とも言っている。今は日本に住んでいないかもしれないが、いくつかの日本的な行動や儀式は今の私の一部になっていて、私は喜んでそれらを大切にしている。

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