あと数週間で、私たちの小さな家族は2人目の娘を迎えて4人家族になる。
私たちにとってはワクワクする期間だ。また、1人目の娘が生まれたときと比べると、かなりストレスが少ない。
私はもう、おむつの替え方を知っているし、哺乳瓶のミルクを準備する方法も、赤ちゃんをお風呂に入れる方法も知っているので、以前に比べれば大きなミスをする心配は全くしていない。父になり、子どもが学び成長していく様子を見ることがどれだけ楽しいかも知っている。
なので、そういう意味では、経験済みの親として私たちの子どもの人生の最初の数日、数週間、数ヵ月を楽しむことにただ集中できることに感謝している。
ただ、2人目の子どもが生まれてくるまでの期間は、1度目ほどスリリングではないことを認めざるを得ない。
ニューヨークへ2度目の旅行をするような感覚だ。2度目も素晴らしい体験になるが、すでに最高の食べ物を味わい、最高の見どころを見た後なのだ。
このように感じているのは私だけではない。
1度目は、私の家族と友人たちはとてつもなくワクワクしていて、この人生を変える出来事に向けて準備をする中で、妊娠について質問攻めにしてきた。
今回は、まわりの人たちはもちろんそれでも私たちのことを喜んでくれているが、1度目と同じではない。
ワクワクのレベルが前よりも低いもう1つの理由は、私たちにワクワクする時間がほとんどないからだ。1人目の妊娠中は、子どもの名前の候補について話し合ったり、赤ちゃん用品の買い物をしたり、家を赤ちゃんにとって安全な状態にしたりして過ごす静かな夜がたっぷりあった。今は、仕事と家事が済んで、娘を寝かしつけた頃には、私たちはどちらも疲れ切って、自分たちが寝る準備ができている状態だ。
最後に、私たちが準備するものはそれほどたくさんないので、ときどき、もうすぐ私たちの人生の一部となる新しい喜びのかたまり(赤ちゃんのこと)がいることを忘れてしまいやすい。私たちは、大量の赤ちゃん用のおもちゃや衣類、新生児との生活を楽にするグッズを入手する必要がない。そうしたものは全てもう持っているからだ。
誤解しないでほしいのだが、全てのことがそれでもなお特別に感じられるが、慣れ親しんだものでもある感じがする。2回目の富士山を見るようなものだ。
それでも、私は2人目の娘がついに生まれてきたとき、私たちは親としての仕事に対する準備は万全で、1人目のときと同じくらいワクワクしているだろう。
結局のところ、私たちが家に赤ちゃんを迎えるのは今回が最後になりそうで、私たちの2人目の娘が彼女独自の人格を私たちに見せてくれるのを見るのが待ち切れない。
そして、その経験には知恵が伴う。
今回は、タイムズ・スクエアの慌ただしさはパスして、セントラル・パークでリラックスする時間をより多く過ごすつもりだ。