ヤフージャパンは9月12日、オンラインファッション小売りの株式会社ZOZOを、約4,000億円の友好的な株式公開買い付けで子会社化すると発表した。
ZOZOを傘下に収めることで、ヤフーのオンラインでの取扱高は2.6兆円を超えると予想される。ゾゾタウンは日本最大のファッション通販サイトの1つで、73万点以上の商品を800万人超の利用者に提供している。
2004年に衣類販売サイトのゾゾタウンを開設し、2018年に株式会社ZOZOへと社名を変更したスタートトゥデイを創業した前澤友作氏は同日、最高経営責任者を辞任して、澤田宏太郎氏に引き継いだ。
億万長者の起業家である前澤氏は東京で開かれた記者会見で、2023年に予定されている月への旅行に向けての準備とトレーニングにより多くの時間を費やしたいので、彼の会社を退職したと述べた。
ヤフーは、おそらく10月上旬から、株式の公開買い付けを1株2,620円で開始し、ZOZO株式の取得に50.1%の上限を設ける。
前澤氏は、ZOZO株式の30%を2,400億円以上で売却することに合意しており、これによって前澤氏の手元には7%の株式が残る。