注目を集めている児童虐待事件の渦中にいる男が3月19日、10歳の娘を死亡させたとして懲役16年の判決を言い渡された。
判決によると、栗原勇一郎被告(42)は千葉県野田市の自宅で娘の心愛さんの睡眠や食事を制限し、昨年1月に死亡させたという。
検察は栗原被告に対して懲役18年を求刑した。
その父親は、黒いスーツと青いネクタイ姿で、判決が下された際は表情を全く変えることなく裁判長と検察官に向かって一礼した。
千葉地方裁判所の公判で栗原被告は、心愛さんに暴行を加えたことは認めたがその他に問われた罪に関しては否定した。
しかし、3月19日の判決で栗原被告は虐待死に関するすべての起訴内容に対して有罪と認定され、その父親の証言は「信用できない」とした。
栗原被告は、その女の子(心愛さんのこと)が彼らの自宅で昨年の1月24日に死亡した状態で発見された後の3月に起訴された。