出入国在留管理庁は4月14日、3月の外国人入国者数は15万2,100人で、前年同月比で94%減ったと発表した。これは、新型コロナウイルス感染症の拡大を抑制するためにより厳重な水際対策が実施された後のことだ。
この減少は2月に見られた58%の減少に続くもので、2019年の全外国人訪日客の4割以上を占めた中国と韓国からの旅行客の減少が反映されたと出入国在留管理庁は述べた。
中国と韓国からの訪日客は3月にそれぞれ99%と98%減り、3,700人と10,900人となった。一方、アメリカからの旅行客は87%減って20,900人だった。
コロナウイルスの感染拡大以前に政府は、今年の東京オリンピック・パラリンピックまでに訪日外国人客を年間4千万人に増やす目標を掲げていた。
出入国在留管理庁によると、昨年は過去最多の2,840万人の外国人が日本を訪れ、そのうち中国からが最も多い742万人で、続いて韓国からの534万人だったという。