内閣府は6月26日、2019年に幼稚園やその他の保育施設で過去最多となる1,744件の事故が報告され、そのうち子どもが死亡したケースが6件あったと発表した。
この2019年の件数は前の年から103件増加していて、現在の集計方法となった2015年以降で最多だった。
子どもが死亡した6件は、1歳児が3人、2歳児が2人と1歳未満の子供1人が含まれた。そのうち4人は睡眠中に亡くなり、2人はうつぶせだった。
内閣府のガイドラインでは、医師からうつぶせ寝を勧められている場合以外は、子どもを仰向けに寝かせるよう幼稚園や保育施設に勧めている。
負傷等の事故1,738件のうち、80.6%にあたる1,401件が骨折で、意識不明になったケースが11件あった。
この内閣府の報告書は、2019年の1月から12月の間に発生した死亡事故と、全治30日以上のけがを伴う事故についての全国の自治体からの報告を集計している。