日本は8月15日、第2次世界大戦の降伏75周年を厳粛な式典で迎えた。新型コロナウイルス感染症の影響で式典は縮小された。
毎年日本武道館で開かれる政府主催の追悼式には、日本の戦没者を追悼し平和への祈りをささげるため約540人が出席した。
新型コロナウイルスへの感染対策が式典の大部分に大きく影響した。出席者は昨年の人数の10分の1にも満たず、席はソーシャルディスタンスを保つよう間隔を開けて配置され、出席者はマスクの着用が必須で、国歌の斉唱は禁止された。
時計が正午を告げると出席者たちは1分間の黙とうを行ない、戦争で命を落としたおよそ300万人の国民に思いをはせた。
裕仁天皇は1945年8月15日、日本の降伏を4分半にわたるラジオ放送で宣言した。その結果、日本の数百万の人が犠牲となり多くの都市が焦土と化した世界規模の戦争が終わった。