菅義偉首相は10月26日、国会での初の所信表明演説で国民のための大きな構想を発表し、信念を持って取り組んでいる国内の政策を強化させる一方、外交については前任者の安倍晋三前首相が構築した構想を部分的に踏襲することを表明した。
国会議員を前にして菅首相は、農業改革と観光を組み合わせた地域経済の活性化、デジタル化の推進、少子化対策としての不妊治療への健康保険の適用など、政権を担うことになった今実現したい政策の数々を列挙した。
「これまでにお約束した改革については…できるものからすぐに着手し、結果を出して成果を実感できるようにしたい」と菅首相は述べた。
首相の初の所信演説は、12月5日まで開かれる臨時国会の幕開けとなった。