東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、新型コロナウイルス感染症対策 の費用はおよそ1,000億円と見積もっており、これに加えて、大会の延期に伴う追加 費用として2,000億円を見積もっていると関係者が11月30日に発表した。
新型コロナ ウイルス感染症対策の費用には、検査システムを含む医療インフラの整備や感染予 防に必要な機器の調達などが含まれる。
延期による追加の運営費には、試合会場の 確保に関わる費用や、備品のレンタル費や保管料、そして人件費などが含まれると予 想される。
オリンピックとパラリンピックが3月に延期される前、大会の運営に約 1兆3,500億円の費用が見込まれていた。そのうち、組織委員会が6,030億円、東京都 が5,970億円、そして国が残りの1,500億円を負担する予定だった。この金額に、追加 費用が上乗せされるとその関係者は述べた。