ブラジルから東京の羽田空港に到着した4人が、新型コロナウイルスの新種に感染していることが判明したと、関係者が1月10日に発表した。
国立感染症研究所によると、新たな変異ウイルスの方が感染力が強い、または重篤な症状を引き起こす可能性が高いことを示す証拠は現時点ではないという。
同研究所の脇田隆字所長はこの変異種について、英国および南アフリカで見つかっている種と共通する部分があると述べた。
この2ヵ国で発見された新しい、潜在的に伝染性がより高いコロナウイルスの変異種に対する懸念から、政府は非居住外国人の入国を停止した。
厚生労働省によると、4人の乗客は1月2日にブラジルのアマゾナス州から羽田空港に到着したという。彼らは空港での検疫の後に陽性反応を示した。4人のうち、40代の男性は呼吸困難で入院し、30代の女性は喉の痛みや頭痛を訴え、10代の男性は発熱していた。10代の女性は症状がなかった。