2月13日の夜遅くに、東北沖を震源とするマグニチュード7.3の強い地震が発生し、50人以上が負傷して広範囲に及ぶ停電が起きた。2011年3月の地震・津波・原発事故から10周年を迎える数週間前のことだった。
気象庁によると、地震は午後11時7分に発生し、震源は福島県沖の海面から約55キロの深さだった。東京でも揺れが観測された。
津波警報は発令されなかったが、気象庁によると、この地震は東北沖で起きた地震としては2011年4月7日発生の地震以来最も強く、2011年3月11日に同じ地域を襲った東日本大震災の余震であると考えられているという。
加藤勝信官房長官は、今後1週間ほどの間に震度6強の地震が起きる可能性があると警告した。
東京電力によると、福島第1と第2原発では異常は検出されていないということだった。