橋本聖子氏が2月18日に東京オリンピック・パラリンピック担当大相を退任した後、組織委員会の新会長に就任した。五輪の開幕が予定されているわずか5ヵ月前に性差別発言をきっかけに辞任した森喜朗氏の後任となった。
橋下氏の退任で空席となった五輪担当相には、自民党の丸川珠代参議院議員が就任した。丸川氏の五輪担当相就任は2度目だ。大臣は公益法人の役職兼務を禁じられているため、橋本氏は大臣を辞任した。
「私は選手としても大臣としても組織委員会を支えてきたし支えられてきた。これからは組織委員会の会長という立場でサポートを続けていく」と、橋下氏は2月18日の理事会で述べた。
五輪に7度出場している橋本氏は、1992年のフランス・アルベールビル冬季五輪大会のスピードスケートで銅メダルを獲得した。