東京五輪の日本選手団の団長は8月8日、主催国の東京大会での史上最多のメダル獲得がスポーツを日本の精神により深く根付かせ、若い世代がコロナウイルスまん延によってもたらされた試練を克服するための刺激となることを期待すると述べた。
日本は金27個、メダル総数58個というオリンピックのメダル獲得数の新記録を達成した。日本オリンピック委員会が当初目標にしていた金30個には届かなかったが、代表団は残されたレガシー(遺産)が重要だと語った。
「精神的にも大きな影響がある。小中学生の子どもたちも、憧れの選手やチームを見つけただろうし、それがレガシーになっていく。彼らの中から素晴らしい選手が出てくることもレガシーになる」と日本チームの尾県貢総監督は述べた。
日本選手団の福井烈団長は、「選手には多くの(コロナウイルスの)ルールを守ってベストを尽くしていただいた。頼もしいし、誇りに思う。一人一人の責任ある行動が、このような結果に結び付いた」と語った。