10月21日にワルシャワで開催された名高いフレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールで、日本の反田恭平さんが2位に入賞した。1927年に始まったこのコンクールで日本人ピアニストがこれほど上位に入賞するのは約50年ぶり。
ワルシャワの国立フレデリック・ショパン音楽アカデミーに留学中の反田さんは、「とても幸せ。言葉がない」と述べた。
東京出身の反田さん(27)は教授や家族に感謝しつつ、プレッシャーの大きいコンクールが終わって睡眠をとるのが楽しみだと語った。彼は、このコンクールは日本で人気が高く、多くの人が日本でオンライン視聴していることを認識していたとも述べた。
1位はカナダのブルース・シャオユー・リウさん(24)だった。
反田さんはイタリア・スロベニア二重国籍のアレクサンダー・ガジェヴさんと共に2位で、日本の小林愛実さん(26)とポーランドのヤクブ・クシュリクさんが4位に入賞した。5年に1度開催されるこの大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期されていた。