天才棋士の藤井聡太三冠が11月13日に開催された竜王戦(最も権威ある将棋のタイトル戦)で豊島将之竜王に4勝0敗のストレート勝ちし、史上最年少の四冠となった。
10月初旬に31歳の豊島氏の挑戦者として竜王戦7番勝負に入った藤井氏は、将棋8大タイトル中最高額の賞金4,400万円を獲得した。
藤井氏は、羽生善治氏が記録した四冠最年少保持者記録を19歳3ヵ月で更新した。羽生氏は1993年に22歳9ヵ月で同記録を達成した後、1996年当時に存在した7大タイトルを独占した。
「最高峰のタイトルなので光栄に思いますし、それに見合う実力をつけていければと思います…ここまで結果が出せていますけど、内容的には課題が多いので、そのあたりを今後改善していけたらと思います」と藤井氏は語った。
藤井氏は14歳2ヵ月でプロ入りし、2020年7月に17歳11ヵ月で初タイトル「棋聖」を獲得するなど、数々の最年少記録を更新してきた。